[感想]フェイト/エクストラ



フェイト/エクストラ PSP the Best




忘れる前に、さくっと感想を書いておきます。

グラフィックやシステム等、全体があっさりしたゲームですが、
適度に読むゲー、適度に作業ゲー、意外な美しさを持つ世界観、意外な音楽でした。

人を選ぶバトルシステムですが、
赤セイバーちゃんは かわいいぞっ!!







ちなみにわたしはTYPE-MOONのゲームを遊ぶのは初めてでした



全体的な感想まとめ


・3体のサーヴァントから選択してプレイ
・サーヴァントごとにバトルスタイルがけっこう異なる
・一日経過タイプの学園ゲームっぽいシステムに落とし込まれている
・全体的にあんまり親切設計じゃないけど、意外とクセが楽しいRPGです
・三すくみの手を6回繰り返して1ターンのシンプルなバトルシステム
・バトルを繰り返すと相手の手を読みやすくなる
・テキスト量やや豊富
・セイバー・キャスターかわいい、やはり男性向け。
・しかし主人公は女性キャラも選べる
・1周は20時間位?
・スキップ機能があまり充実していない(セリフ早送りはあり)
・エクストラCCCはこれの続編なので、こちらを遊んでからのほうが楽しめます
・ほぼ攻略サイト必須で、確かに、人を選ぶゲームかと思います


結論として、クセがあるけど案外面白いRPGでした。

システムは悪評が多かったので全く期待してなかったんだけど、なんかねー思ったよりも面白かった。文句なくよく出来ている、というよりは、あっさりさっぱりしているところが魅力なのです。システムが完璧ではない、そこがまた一つの意味あることなのかもしれないと思わせてくれる仕掛けもある。変な味わい深さを感じました(笑)
合わない人には合わないと思うけど、好きな人にはなんだか癖になる、そんなゲームなのです。

気になるキャラ・好きなキャラがいるなら、期待しないで、遊んでみてもいいと思いますよ!バトルシステムには期待しないで ね!

私はなんとか3周する程度は楽しめました!



バトル


3すくみを6回繰り返すだけ、という非常にシンプルなバトル。つまり、じゃんけんを6回するんだけど、相手の手が読めれば全部勝てるわけ。だが、相手のじゃんけんの手は一部しか見えない。予想して繰り出す、っていうことです。

いやいや、予想と言ったって…ねえ。何度も同じ相手と戦うと相手の手が開示されていきます。でもボス戦は1回限りだから、一部しか見えないままです。ゲームオーバーを繰り返して自分でメモ帳に頑張って書き出してやってください、っていうのが、正攻法らしいです。なんという血の滲むような!

でも今はネットの時代です。ネットの攻略サイトを見ると、多くのパターンがみなさんの血の滲むような努力で書き出してありますので、それを見ながら頑張って…… って、ほんと、いちいち攻略サイト見ながら敵の手を大体予想して毎ターン入力するのは正直大変でした。
大変なんだけど、読み勝った時の ふっ、SASUGA俺☆感や、読み負けたけどどうにかしのいだ時の死闘感など、ふしぎにリアリティのあるような気がする面白さ。プログラムやパターンや確率がお好きな方におすすめの地味でちまちました数学的なバトルとなっております。

サーヴァント戦は開示されないが故に、ほんとに真剣勝負の緊張感が保たれていて、疲れるけど、リアルな感じが演出できていていいなと思います。普通のRPGはとにかくレベルが上ってりゃ攻撃だけで倒せるわけですが、このゲームは多少レベルが上がっていても油断はできない、戦略的なところがいいです。

…合わないっていう人はいると思う。正直細かいし面倒だし時間かかるなあという印象でした。けど、じわじわとハマるんです。
続編CCCでは、開示された手の入力がスキップ出来るようになっていたりして、楽になったんだけど…なんか、ちまちまやる真面目さがなくなって、物足りない気もしている。

サーヴァントごとにバトルスタイルが結構違っていて、セイバーは特殊効果付きの攻撃で押し切るタイプアーチャーは投影精度というのを溜めていって宝具ターンで決着をつけるキャスターは相手の手を読んでスキルを被せて封殺する、と、それぞれに個性的で周回時でもバトルが楽しめる作りが素晴らしいですね。バトルについては私的にはセイバーとキャスターは面白かったです。特に読み勝ってダメージを極限に減らすキャスターは美しい戦闘でした。1周めにやるのは確かに無理だけど、2周目以降なら…攻略見ながらなら行ける?かな? 個人的にはアーチャーはあんまり面白くなかったです。



学園ですか??


学園で1日経過のゲームシステムは、アドベンチャーゲームみたい…に、最初は思ったけど、やってみるとなんだかそんなに「1日」という枠に意味はなかった。 ただ、1日にダンジョンに1回しか行けない、ダンジョンに行ったら一日が終わるっていうだけ。
それに、1日に自由な行動ができるかというと案外出来ない。ほとんど決まったイベントをこなすだけで、寄り道の自由や余裕などもない、基本的に一本道なシナリオです。

そして、学園のスタイルをとっているけど、学園である意味もほぼありません(笑)ありませんけど、学園というスタイルに落とし込まれていることに何か暗喩的なものがあるのだろうか。学園である理由はなさそうなんだけど、雰囲気は神秘的で不思議な感じになっていて、これはこれで、面白い…です。NPCのセリフもいちいちこまかく作られていて、範囲は狭いけど、意外と楽しめる学園です。

この雰囲気は、ネタバレにもなるからあんまり説明できませんね。でも、なんとも言えない良さがあります。私的には、CCCよりも、なんだか愛着のある学園でした。



グラフィック


あんまりよくないですけども、そんなに悪くもない、みたいな。
最初やった時は、フィールドがあまりにも無機質でシンプルなデザインなので、手抜きかと思ったけど(笑) これはこれで考えられているのかなあ、という気もしてくる。慣れると、無機質さの中に何かの気配を感じてくる。うん。3周もやればそうなるよ。うん。

キャラのグラフィックは荒めだし、男性キャラはあんまりかわいくないです。女の子と女の子くらいかわいい男の子についてはかわいいです(笑) 荒い割に可愛いです。
バトルモーションもあんまり幅がなくて、そんなに魅せない。



ボイス


続編のCCCに比較すると、だいぶボイスが少なかった気がします! CCCがしゃべりすぎなだけかもしれない。 私はプレイしてて特に不満もなく楽しんでいました。重要なイベントでは普通に喋ってくれるってかんじで、むしろ丁度ストレスが無い分量でした。
CCCではボイス付きが多すぎて逆にテンポが悪くなってたような気さえしました。

ちなみに主人公はボイスがありません。まあ、しゃべるシーンもなんもないんで、これでいいんだろうと思うけど、今思ってみると、ちょっと「きゃっ」とか「ぐわっ」とか言ったら、それはそれで萌えたかもしれない~。

セイバーの声はもちもちでかわいいよ。キャスターのしゃべり方とテンションは聞いてて痛快で癖になるよ。



テキスト


イベントに迫力がないけどその分をモノローグ調のテキストでばっちりカバーしていて、グラフィックの安っぽさを見事に補っているのです。そのぶん読むシーンは多めになっておりますが、それでもこれもCCCよりは少ない気がする。
最終章だけは すごく読ませられた感でしたが、他はそんなに気になりませんでした。



周回


サーヴァントの真名や生い立ちを知るためには最終章近くまでプレイしなきゃいけないので、結局3周して全サーヴァントやりました。3周するのは、やっぱり疲れます。バトルスタイルが全員違うことだけが救いですね。
ただ、強い装備と敵の手の開示度は引き継ぎされますので、2周目以降は比較的気楽です。

また、一部ルート分岐があるので、2周めまでなら新鮮味をある程度もって楽しくプレイできると思うから、キャスターちゃんが気になるなら頑張ってキャスターちゃんを2周めにやればいいんじゃないでしょうか。たしかにキャスターちゃんを三周目したほうが、楽ではありますけど…、逆に楽すぎるかもしれない、とも思いました。



主人公の性別とキャラクターについて


主人公の性別を自由に選べますが、セイバーとキャスターは男性主人公でプレイしたほうが、主従ラブラブ関係をお楽しみいただけます(笑) ので、やっぱり男性向けかな~って思うゲームでした。アーチャーを女性主人公でプレイしても、別にそんなにアーチャーと特別に仲良くなれるわけでもないし…。サーヴァントとのラブ要素については、CCCに持ち越しってことでしょうか。

ヒロインの凛・ラニとは仲良くなれます。ヒロイン…もちろん女性だから、やはり男性主人公のほうが、ハーレム状態をお楽しみいただけるよなあ。女性主人公だと…百合っぽい学園ドラマ…?それもありか?

敵を含めて、どのキャラクターも個性的で魅力的で、全体的に儚げでした。




音楽


意外なほどにお洒落な音楽で驚き。サックスが多用されたダンサブルなミュージック。 担当はウィキペディアによると細江慎治さん、ビーマニ系の作曲家さんらしいです。

最初は違和感を感じました。このゲームにこの音楽って。しかし、しかししかし、プレイしていくうちに、なんだろう、ミスマッチのようで意外な取り合わせがハイセンス!!って感じで、とても印象的。無機質なグラフィックに、色気のあるテンポの良い音楽…この組み合わせ、癖になる んですよ!!

サーヴァント戦の緊張感と爽やかさとか、ダンジョンの爽快な疾走感とか、どことなく清涼感があって、いいんですよ。グラフィックも海をテーマにしていて青系なので、リズムの軽さが水の流れの清涼感と一致している。それでいて濃厚なブラスの感じが、毒や思惑が絡む聖杯戦争をも思わせる。ほんとに面白い取り合わせです、音楽がいい演出をしてくれているゲームだった、と思います!

CCCではコンポーザーさんが変わったようで、まあ、普通…ってかんじの音楽の取り合わせになってしまったので私としては残念でした。あと、このゲームのサントラは普通には発売されていないようで(特典だった?)それもちょっと残念でした。





ふしぎなRPGでした


こうして全体的な感想を書いてみると、手放しに絶賛できる部分がないのに、なんか全体の雰囲気が印象的で絶妙なバランスを持った、あんまり親切じゃないけどそこが癖になる、不思議に良いゲームだという事がわかりました。

これは、おすすめするとかしないとかじゃないですね。
気になる人はとりあえず期待しないでやってみるのがいいですよ。
少し我慢しながらやってみる…そんなゲームです。

アマゾンのレビューを見ても、評価が見事に分かれていますね…まんべんなく平均的に分かれてる。面白い(笑) ほんとこれは人によるんだと思います。このシステムが、シビアすぎる手抜きゲーと思うか、なんか癖になる…ってなるか。実に不思議なRPGでした。







フェイト/エクストラ PSP the Best


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