[感想]ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く - 生田 哲



ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く
著:生田 哲



がんのビタミンC療法については、先日感想を書いた本「ビタミンCがガン細胞を殺す」で読んだのですが、風邪に対する効果は?ということで、この本も一緒に買って読んでみました。

こちらの本は、薬学博士である著者が、ビタミンCが効くという論文と化学的な機序を詳しく解説した本。
化学的・理論的にビタミンC療法について知りたい方におすすめです。





化学的な仕組みの解説、でもあんま面白くない


先日感想を書いた「ビタミンCがガン細胞を殺す」は、患者の人生を向上させたいという先生の気持ちがこもった本で、読んでて共感できる内容でしたが、こっちはまあ、著者がビタミンC療法を行っているわけでもないし、体験した話は少なめだし、そんなに面白くないな、というのが私の感想(笑)

まあでも、ビタミンCは体の中でどのような化学的な作用を起こしているものなのか、ということが、細かく、わかりやすく解説されています。さすが、薬学博士の著者ですね。化学的に納得したい、という方におすすめです。

他の生き物では病気の時ビタミンCがこんなにたくさん合成されるけど、人間はその能力を失ってるんだから、摂取した方がいいっていう話は、数字も出ていてわかりやすくて納得でした。ちなみにビタミンCが体内で生成できない人間はその代わりにどんなシステムがあるのかについてもちらっと書いてありますよ。へえ~

しかし、ビタミンC療法が打ち捨てられてきた歴史についての解説などは、ちょっと煽るような書き方が鼻につきました。ビタミンC療法を亡き者にしようとした連中が試験でインチキをしたのです!みたいな。まあ、わかりやすく書こうということなんだとは思うんですが…ちょっと上品じゃなかったかな。



たくさん摂取する方法の考え方


ビタミンCの血中濃度が高い状態を保つと、ウィルスをやっつけたりすることに使われる効率が高まって、早く治るという考え方のようです。
しかしビタミンCは水溶性ビタミンのため、使われなかった分は尿で排出されます。常に高い血中濃度を維持するためには、頻繁に摂取することが必要となるみたいです。
それに、経口摂取ではあまり高い濃度になりにくいということで、がん治療では直接点滴しないと劇的効果が得られないってことなんですね。

とりすぎたらよくないのでは?ということについては、その人それぞれの許容量(腸管耐容量)を超えた場合は下痢を起こすことがあるとのことです。でも副作用っぽいのはその程度らしいです。胃が痛くなるという意見もあるみたいですが(私も胸やけを感じたことがある)、この程度だとノーシーボ効果と言われればそんな気もします正直。私としては、ノーシーボだとすると、この胸焼けは胃薬を飲めば良くなるだろうというプラセボ効果で打ち消し出来るんじゃないかと思い、胸焼けを感じそうな時は胃薬飲んでます。

多めに飲んでると下痢まで至らずとも便が緩くなるという副作用については、著者はむしろ便通改善効果と捉えてもいいのでは?とポジティブシンキングしています。さすがにポジティブシンキングすぎるような気もしないでもないですが、まあ、たしかに…便秘に悩む女性的には、下剤を飲むよりは、体にいいというビタミンCで快便になるなら万々歳な気がします。ポジティブシンキング!

そのポジティブシンキングが信用ならん!というご意見もアマゾンにありましたけどね…でも薬って、考え方次第で副作用も大きく起こるものらしいですから、そんならもはやポジティブシンキングしたほうがいいような気がするんですよね。



普段、どのくらいとればいいのかついて


帯に早速書いてありましたが、風邪予防的な効果を期待するなら、1日に1g摂取を4回とのこと。
多くのビタミンCサプリメントには、1日目安量が1gと書いてあるので、その4倍とるかんじですね。
風邪にかかっちゃった場合はさらに多く(数倍~10倍くらい!)、30分おきとかに飲むようにするといいらしい。
この本にはそのへんの量についても記載があり、早速運用にする目安になります。予防期待の場合、軽い風邪の場合、重い風邪の場合、インフルエンザの場合、ストレスの場合…ガンの場合、などの目安も載っていましたよ。

ビタミンCのサプリメントは、ドラッグストアで60日分450円くらいで売っているのですが、予防効果で4倍の量を飲むってことは450円で15日分、1日あたり30円くらいでしょうか。高くはないですね。
重要な予定があってどうしても体調を崩したくないというときは、保険と思ってどんどん飲めということか。

っていうか、昔からストレスとビタミンCって話を聞いたことあるけど、ストレスにビタミンCって効くのかなあ?と思ったんですが、ちょっと調べたら、抗ストレス物質の生成に関わってるとかで(というか、この本をよむと、ビタミンCなどの抗酸化物質は体内で様々な化学作用に関わっているんだなと思いましたが)、やっぱストレスがある人はビタミンC摂ったほうが、摂らないよりはいいのだとは思います。

それに、プラセボ効果を考えると、ストレスを感じたときに何か効きそうに思われるものを服用すると、ストレス軽減のプラセボ効果が生じる可能性は高いと思います。効かないと思って飲むなら意味ないけど、ストレスに効果がある、と思って飲むなら、そういう効果が出るはず、と思います。



プラセボ効果とビタミンCと、その他の薬


前もプラセボ効果とビタミンCについて書いたけど、いろんな薬がやっぱプラセボ効果大きいと思うこの頃です。
特に、痛み止めの効果におけるプラセボ効果はおそらくかなり大きいのではないかと思っています。
頭が痛いときに、市販の痛み止め飲むんですが、あれがほんとに効くものなのか、どうも私はずっと納得してません(笑) 効くと思って飲めば良くなるけど、効かない気がすると思って飲むと効かないっていうか…。いつも効果を実感してないんですよね…早めに飲むと治る気はするんだけど。

ビタミンCも、一生懸命飲んで体元気にするぞ―みたいな意識で飲むと効くと思うんだけど、忘れてたり意識しないで飲んでたりだと、あんまり効かないんじゃないか?っていう気がするこの頃です。
実は最近忘れがちであんまり飲んでないんですよね。でも具合悪くなったら、ガンガン飲んでみたりしてます。
最初から、プラセボ効果を期待して飲む、それでいいんじゃないかな(ただ、プラセボだと分かっていると効果が出にくいみたいですけど)。体にいいサプリメントを飲むってのはだいたいどれでもプラセボ効果だとしたら、安いビタミンCは、絶対コスパがいいんじゃないかと思うんですよね。いや、高いサプリが効くんだというイメージのある人は、そっちのほうがいいのかもですけど、高いサプリってむしろ怪しいな、と思う私みたいな天邪鬼にはビタミンCがいいと思ってます(笑)






実は、この感想を書いていた時友達と遊びに行く予定があったんですが、そのうちの一人が風邪を引いてしまったらしいのです。するともうひとりの友達(栄養士さん)が、ビタミンCを飲むといいよ!と助言をしていました。ビタミンC療法、結構メジャーだということなのか、それともやっぱ栄養士さんなどはお勉強なさっているということなのか!!



ビタミンCの大量摂取がカゼを防ぎ、がんに効く
著:生田 哲

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