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[感想]転生したらスライムだった件 - 伏瀬



転生したらスライムだった件
伏瀬



kindleでなろう小説を変換して入れて読んでおりまして、やっと読了しました。
書籍版ではなく、web版の感想になります。

異世界に転生しちゃって無双なジャンルの小説がたくさんあるっぽい無料小説サイト「小説家になろう」の中でも有名な作品ということで、読んでみました。
タイトル通り、主人公は異世界に転生したけどスライムだったというお話ですが、とんでもないスライムになっていくお話です。

現在でも無料で「小説家になろう」で読めるようですが、書籍版は少しストーリーが違うみたいですね? 気になります。

転生したらスライムだった件 | 小説家になろう
https://ncode.syosetu.com/n6316bn/






あらすじ


三十代の冴えない?いや、ナイスガイな?サラリーマンである主人公が通り魔に刺されてこの世を去るところから物語は始まる…
が、死の旅路の途中、彼は不思議なスキルを数々入手して異世界へと転生することに!
ただし、目覚めたその姿は弱小な魔物であるスライムだった…

ところがスライムと侮るなかれ。
スライムだけになんでも取り込むという便利な能力を持っている主人公は、体内で便利なアイテムを作ったり能力を得たりしてガンガン成長できたのだ!
強大な友を得て、数々の絆を得て、スライムは魔物の王となり、魔物の国を作っていくのだった。

元いた世界の美味しいものやら便利なものを再現しながら快適な国を作っていく主人公…
しかし、いつしか彼は、魔王、天使、竜、勇者の物語へと巻き込まれていく。
それは数多の世界、時を超えた、遠き創世に繋がる物語…
神に等しい絶対者たちの戦いを貫くスライムの物語…!




かんそう


最初は、スライムが体の中に素材を取り込んで精製していくアトリエ系ゲームみたいな設定が面白いな~と思いました。
その後はFate的なスキルとランクの戦いの物語になっていきましたが、それも面白かったです。強さはインフレしていきましたけど、仲間も敵もとにかく周囲ほぼ全員が揃ってインフレしていくので特に気になりませんでしたね。みんなかっこよかったです。

このような設定はゲーム脳だとすんなりと頭に入ってきて面白いかと思います。ゲーム全然やらない人の場合はどうかな…って、いうか、ゲームをやらないような人はなろう系小説に基本的についていけないかな! RPGのモンスターとか種族みたいなのがなんの説明もなくバンバンでてきますもんね。

どんどん主人公と仲間たちが強くなっていって安定的に強い、いわゆる俺TUEE的なのは大前提な感じでしたが、お人好しで気のいい主人公はそれで適度に調子に乗って愛嬌もあるいいおっさん…いや、お兄さん?なので、微笑ましかったです。

なんといっても作者さんの人の良さが文体にとても表れていたと思います。文体に癖がありますが、そこがなおのこと、主人公・作者さんの人柄が出ているようで微笑ましいと感じました。実直で、気さくな、ちょっと不器用で時々すべるけどいい人なんだろうな?みたいな感じが。
この作品の一番の魅力は実はそこなんじゃないかと私は感じました。なんだかこのおっさんに癒やされる、と感じていました。あ、おっさんじゃないですよね、すいません!でもなんかこう、そういうオーラがつい、文章から感じられてですね…とにかく肩に力を入れずに読める感じが良かったです。

そのせいで逆に、主人公の一人称ではないシーンではちょっと真面目な三人称になってたりすると、疲れるなあと感じていました。三人称がちょっと得意じゃないのだろうなと思いました。主人公からは見えないシーンの説明回っぽいところでは、苦痛なところが、特に中盤までは多かったです。
終盤では新キャラもいなくなって、敵方のシーンでも楽しく読めました。

そういう作者さんのお人柄のせいだと思いますが、醜悪・非道などの精神的に不快なシーンがほとんどなくて、それも私にとっては読みやすいポイントでした。裏切りとか憎悪とか怨嗟とかそういう人間の精神的な残酷さは殆ど出てこなくて、みんなかっこよくて仲良しで、それでいて適度な距離感をもったキャラクターの関係性でした。
同時に恋愛関係の描写もあまりありませんでしたね。それも気楽に読めたポイントだったと思います。
そう、全体的に友情・友愛な感じの作品だったって感じかもしれません。



キャラクターも魅力


とても多くのキャラクターが登場する長い物語でしたが、どのキャラクターも愛嬌があって魅力的だった点が素晴らしいです。みんな気さくでいい奴らでした。敵もまあそれなりに愛嬌があって、嫌いになるキャラは特にいなかったです。仲間たちは主人公を崇拝しているのでみんなかわいい連中ですし、ライバルたちがとてもいい立ち位置で魅力的に描かれていたな、と振り返ってみて思います。
名前も覚えにくいキャラがあんまりいなくて、誰だっけ?となるキャラは少なめでした(少しいたけど脇役)。

web版でテキストだけでずっと読んでいて、イラストのイメージとかもなしで読み終わってみたけれど、頭の中でキャラクターのイメージ画像が浮かぶくらいに、はっきり描き分けられていたと思います。


世界観の壮大さ


読んでて だんだん、へえ~と思わされていくのが世界観の壮大さです。
最初は単にRPG的な世界に転生したってだけの単純な設定に見えていた物語ですが、だんだんと様々な登場人物が増えていき、長い歴史に渡る壮大な世界と関係していきます。
異世界からの転生も、単発の前提的設定に終わらせず、きちんとストーリーの中で言及し回収していく。
むしろ思った以上に複雑で壮大な設定で、一読してよくわからない点があるくらい深みがあって、そういう深みがある物語はいいよなあ~と思います。いろいろ想像できたり…分岐したりする余地があるみたい。

書籍版では話が結構違うというようなことがamazonのレビューに見受けられたし、web版でもあとがきにちらりと、別のルートに行く可能性もあったと書いてあったりしてたので、こうなったらこうなったのか…とかこうなるのかも!とかいろいろ広がりそうなところが、ワクワクします。
ラスボスが○○○になるルートやばいな、それもぜひ見たいといいますか…そっちは超シリアス悲壮になりそうなところもすごくいいなあ…などと思いました。

そういうこと考えるあたりもゲーム脳。
書いてる人も読む人もゲーム脳、という作品ってことだと思います。






以下、ネタバレ有りの キャラ感想



鉄は熱いうちに打てがモットーです。っていうかほんと冷めちゃうと打っても打ってもだめですよね~。自分はまったくそうなのです。
で、熱いうちに何を打つかって、やっぱキャラについてですね。客観的、概論的、総論的な話をするほどに頭よくないし経験もないですから私は。やっぱキャラですよキャラ。


・リムルさん
まずひとつ言いたい。おっさんは転生したら美少年になりたい ということはこの世の真理ということでいいだろうか?と。
なろう系の別の小説でも、転生したら中性的な美少年になっていたというのを見かけて…男性は中性的な美少年になりたいものなのだろうか…と私はとても衝撃を受けました(笑) リムルさんは普通にスライムのままでかわいいのにねえ。amazonのレビュー見てても、スライムでなくなっているのが残念という意見が見受けられて…みんな実はスライムのリムルさんが好きなんだと思うな。でもきっと美少年になりたいんだろうな…それが男性の夢なのかな…と私は自分を納得させた。
○トリで水色の丸いクッションを買ったんですが、リムルさんと呼んでいます。

1804222.jpg
▲リムルさんまたはリムルン


とんスキのスイちゃんでもよかったんですけども、リムルさんのほうが、丁寧に扱わなくてもいい感じでいいかなって…。
いや、リムルさんのこと嫌いとかじゃなく、好きですよ? ほんとに作者さんの分身というかそのものな感じのキャラなんだろうなって思いながら読みました。小説は主人公も登場人物も全部作者の分身そのものですけども、特に強くそう感じたキャラと文体でした。裏表のなさというか…そういうところが、この小説と作者さんの魅力だと思います。

・ヴェルドラさん
最初から最後まで頼もしくて面白い存在で、きっとこの作品で一番人気のキャラはヴェルドラさんに違いないと私は思う! 口調も面白かっこいいし、性格もほんとに憎めない面白いやつで、でも末弟で姉には頭が上がらないところもすごくかわいかった…超かわいいヴェルドラさんLOVEでした!
人間形態のイメージが私の中では全然浮かばないままでしたけどもね…ずっとかわいいドラゴンのままだったわ…。

・ディアブロ
クフフフ… 結構後で登場したのに完全にこう、他のキャラを食ってしまったというか…ヴェルドラさんの次に人気なんじゃないかなと思うキャラでした。私もスキ。めっちゃ頼れるしね。たぶん、作者さんがディアブロをすごく気に入ってる気持ちが伝わってきたからかもしれません。出番もとても多かったし万能だったし。

・シオン
中盤までは目立ってたのに終盤ではあんまり活躍できなかったですね。能力的にも、とんでもない超越者ばかり出てきたので仕方なかったか~。でもおバカでかわいいヒロインでした。
なんだかんだで一応ハーレムといえなくもない…のでしょうけど、ん~~誰が一番スキか悩みどころ。みんなかわいいですからね。でも、シオンはストーリー中では一番リムルさんが気にかけていたキャラって感じだったから一歩リードでしょうか。

・クロエ
私の中では、ルキナちゃんのイメージが…。てか仮面のシズさんのときも仮面のルキナちゃんのイメージだったんですけどね…。でも勇者クロエはやっぱりルキナちゃんのイメージだ。終盤意外にも出番がなかったのがとても残念でした。書籍版では違う展開になるんじゃないかな~もっと驚異的な活躍をさせてくれるんじゃないかな、とんでもない設定だからなあ~!と期待してしまいます。書籍買ってないけど。web版でも最終盤、クロエの能力がもう少し活躍・関係してくるんじゃないかと期待してたんですけど、リムルさんとシエル先生のチート的能力で全部さくっと解決しちゃって残念?でした。 かっこ可愛くて、素敵なキャラですね。実際どんなデザインになるんだろう。

・ヒナタ
みんなから想いを寄せられているようですが、実は彼氏持ちですからね~ヒナタさん。うむ…平和な世界で思う存分ラブラブしてくれたらそれはそれで萌える気がするなあ~!と今更思う。

・ミリム
設定もとても美味しいキャラでしたね。終盤では意外と頭いい(演算能力が高い)!?ということがわかって…驚きました。ミリムも好きなんですけども、なんか私意外にラミリスが好きかもしれないと今更思うのですよね

・ラミリス
超越者ばかりのキャラの中にあって、本人自身はそれほど超絶能力を持ってなくて打たれ弱いのに、いつも明るくてバカでむちゃくちゃでお子様でムードメーカーで意外に一目置かれてて、動向が逐一面白く、そして戦力の要でもあり、実はすごいキャラだと思うんだ、ラミリスは。来歴と能力のおかげもあると思うけど、みんなにかなり一目置かれてるし、なんだかんだで誰とでも仲がいいし、かわいいし、アホだし。素晴らしい。魔王たちはみんな魅力的でしたが、意外な魅力が一番キラッとしてるキャラだったと思う!! 私はこの作品のキャラの中でラミリスに特別賞をあげたい!

・ルミナス
ラミリスとルミナスの名前が私の中で混同しやすくて困りました(笑) ルミナスはとりあえずツンデレってことでいいのかな。クロエとルミナスのイチャラブ?の様子をちょっと詳しく見てみたかったですまじで。シオンとルミナスも、クロエとルミナスも、想像以上にツンデレかわいいことになるんだろうな…?? ピクニックとかお買い物とかお茶とかしてかわいく過ごすんだろうな?

・ギィ
ん~~かっこよかったですね。終盤のヴェルザード戦での甲斐性、かっこよすぎでしたね。あれはもう、なんというか、ギャルゲーでパーフェクト攻略選択肢を選んだかのような会心の一撃というか…。すごい!ってなりました。
それにものすごく強いし、完全には底を見せていないのもすごくいい。このお話がリムルさんがチート的抜群に強いという単純な話になって魅力を失わないのは、ギィがいるおかげだよなって振り返ってみて思います。世界観を広げてくれる素晴らしいキャラでした。作者さんすごいなって思いました。

・ルドラ
終盤で出てきた真のルドラの豪放なキャラクター、実に私好み。普通にこういう状態で出てきてたら大変でしたね。すり減った状態で登場して良かったですね~ 万全な状態で出てきて敵に回したら大変そうでもあるし、話が引っ掻き回され過ぎそうなカリスマでした。
勇者と剣と竜と悪魔の冒険物語も実にドタバタで面白そうです! …まあ、一人だけいつも涙目確定ですね…。彼の終盤の出番最高でした。

・ユウキ
思った以上に歯ごたえのある悪役でしたね。なんか…これで倒したと安心していいのかな?と思うくらいに、すごかったです。それでいてそんなに嫌いにもなれないし。子供っぽい感じがする口調のせいなのでしょうか。魅力的で恐ろしい敵でした。単純に哀れなやつに終わらない深みがあって素晴らしかったです。

・ゴブタ
たぶん最強の天才なのだろうから…彼を追っかけて描き続けたら、リムルさんを超える事態にさえなりそうで怖いです。

・レオン
あのシズさんとの別れの時を思い出すとまさかこんな展開になるとは…すごい壮大な物語だったなあ~って感心します。レオンめっちゃかっこいいキャラですよね。でもそんなレオンも霞むほど最終盤では強者やら超越者やらかっこいいキャラが満載だったですね。

・その他
アダルマンの若かりし格闘モードがめっちゃかっこいいに違いない私好みに違いない!と思いますた。
ゼギオンは、オーバーロードの某キャラが思い出されて、なんか混乱した。クマラも。
ベニマル・ソウエイ・シュナなどもいいキャラでかっこよかったですが、シュナさんがちょと出番が少なかったかなあ~。彼女はできが良いようなので逆に出番が少なくなるんだろうな…。ベニマルは、なんだかんだでソウエイの有能万能さには完全に負けてたきがして仕方ないんですけど、そういう彼だからこそ総司令官ってことですね。
あ、ガビルは好きなキャラでした!! 強くなったし最後の方まで出番もあって嬉しかったですね。私はガビルの株を買うよ!



アニメにもなるとのことで、めでたいですね。
書籍版が違う展開になるとなると、気になることは気になるんですが、漫画も出てるし、ん~どこからどれを見たらいいんだろうね? 書籍でしょうかね。


追記>番外編も読み終わりました!

 いや~…未知への訪問編は素晴らしかった!
だいたい、ヴェルドラとラミリスという私的に最高に美味しい組み合わせ。
リムルサンが強すぎてもうどうしようもないので、出てこないほうが緊張感や読めなさがあって面白かったです。最後に出てきてからはもう、水戸黄門的と言うか…瞬時に全てが片付いちゃってね。なんとか…彼らだけでどうにかできたらよかったけど、やっぱ、出すしかないよねまあね~。
でもほんと、異世界のどのキャラもすごくかっこよかった。機械バトルの目に浮かぶ感じで、ディストピアの茶色い光景もすっかり映画のように目に見えました。なんだか、作者さんの技量もアップしているのか、脂が乗っているのかわからないけど、本編以上に完成度が高いなと感じました。
途中、恐るべき展開で絶望しかけたりしたけど最後は感動的だったし…ラストでのヴェルドラとラミリスの活躍ぶりは、まさに伝説に残るべき美しい光景でした~。

それにしてもヴェルドラ人間形態が私あんまりイメージできなくてね…色黒長身黒髪でなぜか開けた服着てるロックなかんじの色気ある下睫毛あり細マッチョ系イケメン…が頭に浮かんでくるんだけど、大男って書いてあったから…違うのかな?
と思っていま検索したら まさか 金髪??(汗)
あれぇ?
書籍版のイラストが私のイメージと大概合わない感じが…しています。
アルェ??
ギィがこんなとかウソや!もっとイケメン…もっと品のある…もっと…アルェ??(大汗
リムルさんはまあこんなかんじかな。ミリムもこういうイメージ、たしかにピンクのイメージ!と思いましたが…ほかは、あんまりイメージに合わなかったなあ。





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転生したらスライムだった件
伏瀬

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