[感想]バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子 オリジナルサウンドトラック

バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子 オリジナルサウンドトラック
バテン・カイトスII 始まりの翼と神々の嗣子 オリジナルサウンドトラック
コンポーザ:桜庭 統

個人的オススメ度:rating_50.gif(5/5)当然MAX
 [五つ星サントラ]




私の信奉ゲーム「バテン・カイトス」、続編である2の音楽もまた、
全く期待を裏切らない神懸りの出来

バテンは・・・・あまりに素晴らしいので、余りにLOVEなので、ずっと感想を書けないでいた。
そろそろ書こうかと・・落ち着いてきたから。

桜庭ファンなら、バテンは絶対に聞き逃せないはず。桜庭入門としても絶対オススメします!
ただ、個人的には1のサントラのほうがオススメです。




バテン・カイトスの音楽は神懸り


どこぞで見たには、桜庭氏はバテン・カイトスはお気に入りのタイトルだそうで、続編にも強い意欲をもって取り組まれたとか。
桜庭氏は人気のゲーム系コンポーザですが、私はバテンに出会うまでは疎遠でして、バテンで桜庭氏にハマったわけですよ。

ハマらざるを得ないです。そして、
バテンでハマるとちょっと良くないこともある。

だって、バテンの音楽は気合が入りすぎなんだもん。豪華すぎるんだもん。
だから、あんまり気合が入ってない桜庭音楽に満足できなくなるという寸法です・・・。
桜庭氏にハマって結構聞きましたけど、やっぱり個人的には いまだバテン1が最高。


構成と傾向


全体の音源構成としては、ヴァルキリープロファイルの傾向。壮大でシンフォニックかつロックありな内容です。

期待通りにバトル曲が盛りだくさんなんです!
お得意のバリバリロック、プログレ系というんですか、全開です!
シンセとオルガンがウラウラウラ!!と大回転する、それはいつものことですが、
エレキギターも大活躍、はっとするのは鮮やかに躍り出るストリングスとか、気持ちいいドラムとか、アレンジの多彩さ。
特にアレンジが多彩なのは1のほうですけど、2もそこそこやってくれてます。

ハイな曲以外では、なんとも美しい穏やかな音楽を聞かせてくれる二面性。
幻想的な舞台にぴったりな、ハープやアコギの音色など、とにかく癒されることこの上ない・・。
バトルも好きなんですが、私としては桜庭氏の癒し系にハマったのでした。

と、とりあえずですね、絶対聞くべきなのはテーマ曲「Le ali del principio」
もう、なんかもう・・・・ってかんじになります・・・ああ・・語りつくせないからもうここらで自重。



続編としての音楽


バテンカイトス2は、舞台も1とほとんど同じ(MAPさえつかいまわし)でしたので、音楽も前作の音楽をアレンジしたものが多いです。
特に、街などの音楽はほぼすべて1の曲のアレンジになっておりますが、ほぼすべて2のほうがいい!と個人的には思いました。あくが抜けてとても気持ちのいいアコースティックな雰囲気になっています。
バトルではアレンジなのは2曲・・くらいでしょうか、少ないんですが、1をプレイしていれば確実ににやにやしてしまうアレンジなので、聞いて損はないです。


各曲感想


語りつくせないほど多数の曲があるので・・・やばいです

ディスク:1
1. Le ali del principio
この曲聞くだけで心はバテンカイトスの世界に精霊になって行ってしまう。
桜庭氏の娘さんが歌っておられるのですが、その辺を抜きにしたって、少女の声がなんともか細く神秘的です。
1の光星煌く~のアレンジなのかな、と思うんですが、音楽レベルの低い私にはよくわからない。とにかくああいう感じで壮大に盛り上る ・・・神秘的で美しく切ない曲なのです。
語りつくせない、とにかくすごい。ゲームのテーマ曲で私の中でトップに入る。
フランス語かなんかだったような気がしますが、OSTには対訳もあり、これまたあの深遠なゲームを深く考えさせられます。
あの壮大な物語のいろんなことを思い出してしまって・・・思わず胸が苦しくなるようです。
ゲーム中での使われ方はむしろ もう一歩だったような気さえする。あまりにすごい曲だからさ。
ちなみにわたし、歌詞見ながら一生懸命歌おうとしてたりして、空耳で歌えたり歌えなかったり。

2. 千年の欠片
3. トキノコへ
4. The valedictory elegy

桜庭氏の鉄則:通常戦闘が最も神懸り
こ、こ、今回も・・あまりにも・・神懸り。皮膚が痺れるようなかっこよさ。今回は1以上に華麗なストリングス。まさに踊るが如く華麗!! 啼くが如くに鮮やか。 大体通常戦闘曲にロック×ヴァイオリンなんて、反則まくりですっ・・・・たまらない。

5. Poacher
6. Chaotic dance 2

1で度肝を抜いたあのChaotic danceが さらに2倍カオスになって帰ってきた!!
しかもCOOLに女声が入って5倍色っぽくなった!! テクノでラップ的なかんじなんですけど・・カオスなんですよ。カオスが重要ね。 しかもカッコイイカオス。
まず・・・ゲームのバトル曲とは思わないでしょう。
ジャコモって・・・なにものなんだろう・・・とか今更思っちゃうよ・・・。

7. Iconoclasm
なんとなくどうしても・・・・バトルにいい思い出がない2・・・・だってさ・・強かったじゃん・・・マキナアルマだったかなあ・・・この曲もいやな思い出でいっぱいなんですけど・・その思い出をナシにして聞くとさすがカッコイイ熱いロックです。
桜庭氏の基本ってかんじでしょうか。

8. The valedictory elegy(guitar ver.)
このギターアレンジは正直、1のthe true mirrorのギターアレンジと比べると、イマイチです。冴えない・・と思いました。原曲のほうがよろしい。なんつうかギター一辺倒で、華やかさがない。技がない。そんなかんじがする。the true mirrorは ギターも最高だったのにどうしてかしら!
アレンジにあんまり力を入れなかったのではないかと勘ぐる。

9. Evidential material
いやな思い出いっぱいなのはこっちもなんだけど、この曲は かなり好みです。
サビの剣呑で攻撃的な低音の動きがすごくカッコイ!!このパターンが大好きです。
もちろんギターソロもとんでもない。

10. The true mirror(Orchestral ver.)
1の・・あの神懸り曲のオーケストラ風バージョンです。擬似オケつうかシンセオケなんで、盛り上がりはそれなりなのですが・・・
1ファンとしては、意外にそれほど嬉しくなかったのは何故だろうか。やっぱオケより原曲のほうが豪華なんですもん。
ただ、途中で光星~の旋律が入ってくる点など・・・深く考えて聞くと感慨深いところがあると思います。

11. Ruinous commander
12. Crystal abyss
13. Relieve
14. 傀儡の主

暗い曲が多いなあというのが2の印象・・・・。ワイズマン関係のあたりはもう聞くだけで洗脳されそうな暗さがいっぱいで・・・。あと色々思い出したくないこともいっぱいだよねこのあたり。

15. 二つの棺
16. 騎士の墓標
17. Ruins

この手の、奇妙で退廃的な曲もお得意の桜庭氏。しかしなぜか居心地がいいのです、すごく不思議。湿っていて、暗くて、しかし・・・居心地がいいのは何故だろう・・

18. 隠された魂との鼎談
19. いにしえの故郷

まろやかでやさしいハープ、静かなコーラス ノスタルジー。眠りの世界へ一直線。
この静けさ、あたたかさ、居心地の良さが、逆に何か不安をはらんでいる気がしてしまうのも、・・・・うう、罪作りなゲーム

20. 風と地の境界
ハープやピアノが澄み渡り寂しく鳴り響く、1の風気の狭間と同種の曲。1よりも全体として控えめなのですが、構成は充実して、たっぷりと聞かせてくれるので満足度が高いです・・・・空の世界にいざなわれてしまいます。

21. 邂逅
さっきのRuinと似たような感じの、すごく妖しくて暗い曲なんですが、やはり同じくなんとなく居心地がいい・・・。どっかそのへんの暗がりにぬくぬくと隠れていたい気持ちになる。

ディスク:2
1. 苔花大柱
2. 荊棘なる干と矛
3. 均衡の光と闇
4. 紅緋草

1のBellflowerのアレンジ。すごくナチュラルでアコースティックな感じになっておりまして、落ち着く、エコーがまた気持ちがいい・・。大好きな曲!

5. 果てない夜
6. The broken manas and my one and only

・・・冷えるような絶望を感じるピアノ曲。とても美しいのですが、本当に悲しくて絶望的で・・暗くなります。

7. Contradiction
8. 鋭雲なる庭園
9. 水雲

なんか綺麗なタイトルに騙された、すごいハイなフィールド曲。敵のいるフィールドはこういうハイな曲が多いのですよね。かっこいいんだけど私的には意外に、フィールドではこんなにハイじゃなくていいなと思っていました・・1のときからずっと。いまでも。ラスダンだけにしたほうが映えるんじゃないかな。

10. The edging away
11. 脅威なる座主
12. 旭光貫流

1の同名曲?アレンジ。スローペースになっただけってかんじがする。もともとあんまり好きな曲でもなかったので・・。

13. 乏しくもあらず秋の夕風
1の・・名前忘れた・・なんとかflowという曲のアレンジ。ますます物悲しく切ない・・・しかし、悲しいだけじゃなくなっておりまして、気持ちがいい・・秋の夕風かあ・・・。うっとり。

14. 豊穣の郷
アレンジだと思うんですけどこれは結構イメージ変わってまして、原曲どんなんだっけなあってなりそうな。舞台が昔と言うのも意識されているのか、さらに田舎っぽい感じになっているとおもいます。

15. Emotional blackmail
16. ホロホロ鳥

ジャングル系。桜庭氏のこの手の曲がなんか好き。静かでどうしてか癒されてしまう。
今回はなんか原住民が歌ってる。のですが、それがまた静かだし、楽しいテンポなのです。歌詞が分かるならあわせてみたい気持ちになる。

17. 天海花御堂
1の同名曲アレンジ。華やかな曲ですが、1は・・個人的に華やか過ぎて気持ちわるかった(たぶんゲームの印象のせいもある、気持ち悪いところでかかってたから)・・のですが、かなりナチュラルになっててこっちは印象がいいのです!

18. Ancient slaughter
かっこいいフィールド曲なんですが、この曲は ハッ!!!とする。
音源がソレナリなので盛り上がりがイマイチなんですけど、旋律とか構成が神懸り・・!
後半の旋律がヤバイかなりやばい!

19. 白き心の強さと遥か未来への道
20. ソマイマレツァ
21. シンムナフォスン

妖しいカタカナのこれはへんてこエスニックの二曲。ソマイマレツァは妖しさが全開で、シンムナフォスンはやわらかくて気持ちいい曲です。なんかこういう曲が癒される。

ディスク:3
1. 伝承の人形
たしかセーブするときの・・。
神秘的なシロフォンの曲ですが、やけに綺麗なかわいい曲だと思っていたんですけど・・。
こうしてちゃんとイヤホンで聞くと、ほわおん♪ という音が聞こえてますます不思議な曲。
タイトルを見ると・・・ううーん、また色々考えてしまいます。

2. 漂石塊
なんともいえない悲しい気持ちになるピアノ曲で。この曲のあたりのシーンは印象深いです・・。悲しい予感でいっぱいになった。悲しさでなにもかもどうでもよくなりそうな ミリィの気持ちそのままな曲なんだろうなあ。
でもほんとうに 美しい。

3. 蒼穹の天蓋
4. 古魂の言霊

ラスダンの曲だよねああああ・・・なんかもうラストとなると切ない気持ちにばっかりなってしまいます。が、とてもハイでカッコイイ曲です。でもめんどくさかったなラスダン・・かなり。鬱。

5. Terrible technology
ますますラスダンの曲。堂々として決意を決めたようなカッコイイ曲ですが、行きたくない・・という気持ちでいっぱいになります。

6. 清月夜雨
泣かせる為にあるような曲。泣けと言わんばかりの悲しさがあふれ出す曲。当然泣いた。泣きに泣いた。涙もろいんですけど、やっぱり泣いた。泣かずにいられるか! なんでなんで、いやだいやだーって大泣き。

7. Intro the spiral tention
8. Shogyo-Mujo
9. The dead end creatures
10. Tears of compassion

The broken manas ~のマイナーアレンジ。ピアノソロ。悲しさは全く減少しない。

11. A road to the dignified future
12. 安らかなる四季1
13. 安らかなる四季2
14. 安らかなる四季3

1~3は同じ曲が、どんどん豪華になっていく。3は豪華すぎてちょっと笑えるので、個人的には1のまったりした感じが好きです。2もすこし広がっていいかんじ。3は やりすぎね(笑)

15. 呉越同舟
16. 蜃気楼の地平線

とても重大な気がするここのイベントを知らずにやらずじまいなのが心残り。
それはともかく、とても優しくて・・・ひたすら優しくて・・・優しくてやさしい、この曲は、おやすみにはもってこい。この優しさが尚、このあとの未来を思わせるなあ・・。

17. 水面にたゆたふ月の影
エンディング曲。Le ali del principioが入ってくるのがどうしたって聴き所!
ううーん、主人公達の切ない未来のことを色々考えてしまいます・・・。

18. 見護る二つの光
19. 邪見行の始まりと裏切りへの前奏




ああ・・・やっぱり


だからずっと書かなかったんですよ・・
膨大になりすぎて。
ああ・・・とにかくわたしはコレを聞くと一気にバテン・カイトスの世界に、行ってしまいそうです。あの花びらになって精霊の杜に行っちゃうでしょ。たぶん、プレイした方は分かってくださると思います。
もっとよくしたらもっとすごいゲームになっただろうにと思うところもありましたが、その世界観やゲームシステムは傑作の域と思って止みません。ので、ぜひ音楽を聴いてからでも、バテン・カイトスシリーズをプレイしてみてください・・・・

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