[感想]テイルズ オブ ジ アビス 真白の未来(小説)

テイルズ オブ ジ アビス 真白の未来 上 (ファミ通文庫)  テイルズ オブ ジ アビス 真白の未来 下 (ファミ通文庫)

テイルズ オブ ジ アビス 真白の未来 (ファミ通文庫)
文:矢島 さら  絵:中嶋 敦子




1円だったので買ってみたTOAの外伝小説です
せっかくなので簡単に感想を。

1円…と思っていたよりは良い感じの内容でした(笑)







どんな内容か


上巻
・ジェイドのネビリム先生の学校時代
・フリングスとセシルの恋


下巻
・ラルゴの過去
・イオンとシンクの過去


といったところ。フリングスとセシルのは一応ガイ様編の扱いになっているもののガイ様殆ど出てこない。ラルゴのもナタリア様編になっているが、ナタリア様は殆ど出てこない。という完全に補足的な外伝本です。フリングスとセシルの恋はゲームにもサブイベがあるそうですよね(完全に逃したんで見ていない)、それのノベライズってところなのでしょう。




ジェイドの話


ジェイドの鬼畜悪魔な子ども時代が、なかなかリアルに描かれていて楽しかったです。ディストのいじめられっこ具合が実に子供らしくていいです。お話は例の事件が起こるところまでってところ。大体、一冊の半分を使って描かれているのですが、とても短く感じられるほど、登場人物が濃いですねさすがケテルブルク組。まだまだいくらでも書けそうなケテルブルク組。
個人的にはジェイドが、思ったよりまともな少年だった(笑) あ、十分鬼畜悪魔なんですけども、でももっと壊れてるのかと思ってたけど結構普通だったような…特に彼の「動機」にあまり狂気を感じられなかったのが少し腑に落ちないところです。
ジェイドについては、あの事件の後もいろんな話があるんだろうから知りたいッスね~
あ、表紙のジェイドがすっごい鬼畜美人でいいですよ、メガネからS波を大量に放出してます


フリングスとセシル


一応ガイ様編なのにガイ様は最初と最後にちっと出てくるだけ(笑) 全体的にセシル将軍視点で描かれています。セシル将軍の難しい事情や魅力がよくわかります。そしてフリングス将軍にときめけます。挿絵が美麗なので美麗な二人にときめけます。ゲームのイベントをやっていないので比較できないんですが、おそらくセシル将軍の詳しい背景が描かれていて感情移入しやすいのではないかと思います。


ラルゴの話


ラルゴの過去の話はゲームでは今ひとつ納得できませんでしたが、コレを読むと…避けがたい、凄惨な悲劇だったことが非常によくわかります。登場人物たちがほとんどゲームに登場しない人ばかりなのですが、とても暖かく描かれていて、なおかつそれらがすべて悲劇へ向かっていく流れがリアルで素晴らしい。ラルゴのことも、コレを読むと10倍好きになれます。ゲームの補足としてというよりちゃんと作品としてオススメです。冒頭に少しだけ出てくる、ナタリア様の「あったかもしれない未来」がまた、ナタリアファンとしては燃えられるところでした。


イオンとシンクの話


イオンとシンクについてもゲーム中ではあまり納得の行く説明がなかったので、コレを読むと、かなりすっきりします。イオン様がなんであんなに立派なのか?とか、シンクがどんなふうに生き延びたのかとか。ただ、小説としては話がだいぶバラバラになってて読みにくいなと思いました。ゲームに合わせて書くとどうしてもこうなってしまうんでしょうね。情報としてはよいですが、物語としてはイマイチでした。


ジェイドの終章


レプリカについて思いを馳せるジェイドがこの小説の締めにあり、エンディング後に一つの解釈を与えてくれます。ジェイドはそんな気持ちだったのか…とちょっと考えさせられました。


というわけで、きちんと辻褄を合わせてバックグラウンドをよく描かれる作家さんのようで、ゲームで???って思ってたところも説得力を持って裏付けしてくれます。これらのキャラの設定に納得言ってないとか気になる点があるなら読む価値はあると思います。ただ、いろんな派生作品があるみたいだから、どれが既出でどれがこの小説オリジナルの情報なのかは私にはよくわかりませんのであしからずです。かぶっている情報とかもあるのだとおもいます。一応、ゲームシナリオ担当の方の話を参考に書かれた内容だそうですよ。


もう一つの外伝の方もそのうち読んだら感想書こうかな、と思います。


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