[感想]シークレット・オブ・マナ・ジェネシス/聖剣伝説2 アレンジアルバム

B0085DWG0Qシークレット・オブ・マナ・ジェネシス/聖剣伝説2 アレンジアルバム
ゲーム・ミュージック
SMD itaku (music) 2012-08-08

by G-Tools


作曲・アレンジ:菊田裕樹
個人的おすすめ度:rating_46.gif(相当なファンでなければOSTをおすすめします)




書くのが遅くなりました!

聖剣2ときたらもっと早く書かなきゃいけませんでした!予約購入してましたし。

さて、結論から言って、アレンジされてなさすぎのアレンジです。
オリジナルサントラ持ってない人はこれよりもオリジナルをおすすめします。

個人的には相当マニアックなファン向けだと思いました。
詳しくは追記にて!









じぶんは聖剣2ファンですが!


聖剣2ファンなので、菊田さん本人が満を持してのアレンジと聴いたらそりゃもう有無をいわさずの予約購入でしたよ!経緯はどうでもいいですか。

先に結論は書きましたが、ほんとにアレンジ率が低くてですね。全体的にはリアルで鮮やかな音になっているのですが、ゲームをプレイした当時からしばらくオリジナルを聴いたことがないという方に聞かせたら、もしかして違いに気付けない可能性があると思いました。

良く言えばそれほどまでにイメージを損なっていない、イメージを壊さずにということを意識したという菊田さんの狙いからすれば大成功かもしれない。でもアレンジとしての期待からすると物足りなすぎる正直!でした。

OSTとの細かい違いを比較して楽しむという楽しみ方しかできないトラックがほとんどの気がしました。そしてオリジナルの音源に強い愛着を持っている私としては、やはりオリジナルの音のほうが好きだなあと思ってしまうトラックも多かったのです。

人を選ぶというか…なんというか…こういうふうに感じてしまう方もいるかとおもうので、誰にでもオススメとは言いがたいと思います。値段はソレナリにするけど、収録曲数はOSTよりもかなり少ないので、もっと聞きたかったという思いもありますし。まだOST持ってない人は、OSTを買うのをおすすめします。


このCDの特徴


●当時考えていた理想の音を再構築したらしい、でもあんまり違わない
●とはいえ、全体的に鮮やかな音になっています
●それなのにイメージがあまり違わないのです
●2.5ループくらい入ってる点はオリジナルよりも良い点
●特に違うなと思ったのは(ほぼ唯一)浄夜。コーラスがリアル!



各曲の感想


1.Genesis:天使の怖れ
笛の音が少しリアリティアップしたかなってかんじで、あとはそれほど大きな違いは感じませんでした。冒頭の変な鳴き声?みたいなのが無いのもちょっと寂しかったりしたんだよ☆ 細かく聞くと色々音源に違いはありますが、全体的になめらかになっていて、あの固い音の感じが愛しく思えてしまうのは私が悪いですね

2.Fantasies:不思議なお話しを
全体にアコギの音は結構違う印象を受けるこのCDです。でもそんなにリアルになってるわけでもないのです。結構固い音で、逆に気になる。あえてリアルな音にしていないのが、当時の理想は生音ではなかったということをストイックになぞってるのでしょうね。自分は生音で聞いてみたかった正直。


3.Friends:いつもいっしょ
あの透明感があって明るいイメージは変わりません。オルガンみたいな音がちょっとだけ違うかんじになってるなって思うくらい。

4.Wilderness:少年は荒野をめざす
非常に印象的なイントロのアコギの音がかなり違って聞こえるので、とても違和感を覚えました。あまりいい意味でなく。このギターとても固い印象。この曲の私の中でのイメージはエコーするようなアコギのなんともいえない透明感だったのですがこの硬さは…そのイメージを損ないました。アコギのせいなのか、どの音も噛み合ってないようなバラバラの素材のような印象でなんだか物足りない。ループ前のわずかにざわめきが高まるような感じもなくなってる(弱まってる)ような気がして。私はこれはオリジナルのほうが好きです

5.Memories:夏の空色
イントロのきらめくピアノの透明感が増していて、鮮やかさはパワーアップしていると思います。中盤笛の音もちょっと存在感をアップさせてる。

6.Fairies:妖精族のこども
もともと元気そうでそんなんでもない曲ですが、アレンジなのにずいぶん物足りない印象です。低音が仕事してないっていうか。高い音だけで踊ってるから実は寂しい。和音等は変えなかったって書いてあったので、コンセプトだから仕方ないんだろうけど、パワーアップしてくれても良かったなあ。

7.Mystics:森が教えてくれたこと
大好きな曲です。選曲されて嬉しいです。 笛がちょっとリアルになってるのがいいところかな。終盤の主旋律の音色が、違和感があるけど、もともとこういう音を想定していたのかあ・・。 それにしてもやはり低音が物足りないようなきがするのはなぜだろう。

8.Avengers:危機
迫ってくるようなイントロ追加されていてパワーアップしている。この曲は再現・アレンジできるのかなあって思ってたけど思った以上にそっくりです! そっくりなんですが、自分はもうちょっとドラムスや低音をパワーアップしたものを聴きたかったなあ…ただの個人的希望ですけども。せめてもっと低音をボリュームアップしたら、迫力がアップしたのにな~と。 目玉曲だと思いますが、私はオリジナルでもこちらでもどっちでもいいかな程度の印象。

9.Winds:嵐の孤児
この曲聞くと笑っちゃうんだよね。マジになれないんだよね。 音源がちょっと印象が変わっているところがあって、これはパワーアップしていると思います、ちょっと。SFCからPSになった?!かもしれない!みたいな。iphone版の曲はこれだったらよかったかも。そんなかんじ。
iphone・ケイタイ版のドット絵はオリジナルとはイメージが似ているけどほとんど全部作りなおされているんですよね。このCDのジャケットはリメイク版です。そういう違い。イメージがそっくりだけど作りなおされている、そういう音です。
しばらくOSTを聞いていないうちの妹にいっぺん聞かせて、どう違うか分かるか聞いてみたいと思ってやみません。比べればもちろんそれぞれ違う音色になっているんですが、イメージが変わらなすぎて、記憶のイメージしかない人には違いがあんまりわかんないんじゃないかなって思うんです

10.Gremlins:未知への飛行
これもなんとなく良くなっている、ってかんじです。ほとんど違和感なくちょっとハイグレードになってる。ピロリロリンリンっていうピアノのところが、よりまろやかなエコーになってていいですね。

11.Prophecies:予感
この曲の最も大きなポイントは雷鳴が入ってるってことです! あの雷鳴が。いや、あの雷鳴(ビガビガドーン)じゃなくてリアルな雷鳴の音が加えられていますよ。あの赤い空を思い出すじゃないですか…。素晴らしい演出です。でも曲は低音が物足りないなあ・・。私のイメージではもっと低音が。とおもってちょっと聴き比べてみたけど オリジナルは主旋律がぼやけてるぶん、低音部分が目立っているのですね。私は低音の不気味さこそ予感だと思うので、ちょっとさびしい。

12.Machineries:鋼鉄と罠
期待していました。結構好きな曲なんです。いつもブンブン!っていう音で邪魔されてたからさ~(帝国)よく聞こえなかったけどすげーカッコイイ曲なんだもんね! で、あのドスの聴いたギターの音が鋭さを増しています。増してるんだけど、なぜか私、この音色だと旋律を聞き取りにくくて…終盤のすごいかっこいい音の動きがどうも聞き取りにくくて…(;;)悔しい…

13.Secrets:愛に時間を
いいと思います。もともと素晴らしい曲なんだけど、音源がクリアになって魅力がUPしました。オリジナルではちょっとのっぺりしてた気がするんだ。聞きすぎたせいかもしれないけどね!!!!!!すごくそんな気がするけどね!! こちらでは鮮やかに蘇った気がします!!改めてかっこいいラスダン曲です。

14.Ballads:浄夜 hit_02.gif hit_02.gif
必聴です!! もともと聖剣2のサントラの中でも特別な曲だと思っていましたが、コーラスがリアルな感じになっていて、全く印象が変わっています!旋律の部分も更に常世離れがUPしてます。 まさに浄夜…神聖で、近寄りがたい 神の領域です。この曲と「この曲への思い出」を大切に思っている皆さんに、この曲だけはぜひ 聞いて欲しい!

15.Mass:子午線の祀り
言うまでもなく大好きな子午線の祀りですよ。で、アレンジですけど、一言で言うと可も不可もなく。これもありだとおもうけどオリジナルも好きだわ。オリジナルにはオリジナルの良さがあり、これはこれの良さがあると思う…。すごく、サイコウ!っていうほどじゃなかったです正直。

16.Truth:最後から二番目の真実
音色の違いが結構際立っています。ノリノリ感も活きてる。全体的にははつらつ感や鮮やかさがUPしています。 元気さがUPしたがゆえにまた切ない気持ちが蘇ってしまうなあ。どうですか。

個人的には最後に 翼はもう~とか ひとみを閉じてを入れて欲しかった~ニャー!!そんなわがままファンですみません




意図を邪推する


邪推です。

聖剣2の音源は膨大な労力を費やして限界に挑戦して作られていたという逸話を読みました。その壮絶な苦労の音源を、当時の理想的な音源として再構築するという試みを、これまた大変な思いをしてなさったという今回のCDのようです。
そういう意味でGENESIS(創世記)と銘打たれているのでしょう、聖剣伝説2の音楽の創造物語をなぞり、新たに語った、記念碑的な作品なのだと思いました。

その苦労と奇跡を作曲家ご自身が再び辿ってみた、その体験をプレイヤーたちにも、という意図なのだろうと。回顧であって、新生ではないのです。進化でもなく、創世の世界に遡る作品なのだと。

私は これは作曲家ご自身の回想であり、自己満足的な作品だと感じました。いや悪い意味で言ってるわけではないのですが、これは菊田さんの記憶なんだなあと。

故にこれを聞く我々もまた、新たな体験を望むのではなく、創世記にルーツを探るという聞き方をするものなのかなと。新しい演出を楽しむのではなく、あの聖剣伝説2のイデアの姿を覗くことなのだと。それってちょっと玄人向け、マニア向けだなあと、思ったのでした。
そして、そのイデアの姿とオリジナルの聖剣伝説2が非常に近かった! これはこれで、すっげえことなんだとおもいます。その凄さを感じろ!ってことかな。

正直なところ私は新しいものを体験したいタイプなので、今回はあてが外れてしまったようです。



B0085DWG0Qシークレット・オブ・マナ・ジェネシス/聖剣伝説2 アレンジアルバム
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作曲・アレンジ:菊田裕樹
個人的おすすめ度:rating_46.gif(相当なファンでなければOSTをおすすめします)


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