[感想]続ハーメルンのバイオリン弾き(1)(2)渡辺先生がんばって!

4906878180続ハーメルンのバイオリン弾き 1巻 (ココカラコミックス)
渡辺道明
林檎プロモーション 2013-08-10

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4906878199続ハーメルンのバイオリン弾き 2巻 (ココカラコミックス)
渡辺道明
林檎プロモーション 2013-08-10

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なんと!なんと!
あのハーメルンのバイオリン弾きが‥
続編「シェルクンチク」が打ち切りに終わったハーメルンのバイオリン弾きが更に復活!
(今回の舞台は、オリジナルとシェルの間の時間軸)

今度は商業漫画誌ではなくウェブ連載で個人プロジェクトで出版されたらしい
大ファンの私としては、どびっくり。そして買わずにはいられない。
というわけで買わせていただきました!

感想は追記!

とりあえずファンなら買って渡辺先生を応援!







印刷品質


内容はいつもどおりなんでほんとあんまり何も言うことない。あとで言うけど。
それよりいつもと違うのが中身の印刷。

解像度が少々低いような感じでして、線がハッキリせず少しぼやけているかんじだったり、トーンがやや潰れたようなかんじになっていたりするところが。気になります。渡辺先生のハッキリとして力強く繊細な美し線が大好きな私としては、線が少し周囲に滲んだようなこの印刷具合は結構痛い‥。うう。たまにペンじゃなくて鉛筆のように見えたりするところもある。もちろんそんなわけないんですけど。原因はわからないんだけど黒い線が好きな私には結構切なかった。

なお遠くから見るとあんまり気になりません。
致命的なほどに印刷がひどいとまでは言えない。でも今までのとは明らかに違う。
次の巻から改善してくれたらいいなと切に思います‥。いろいろの都合あるだろうから難しいのかもしれませんけど。




内容


ケストラーとの戦いのその後のお話です。
まー‥全然相変わらずのド外道勇者一行。世界を救ったとは思えない、ダメだこいつら一行の、相変わらずの旅であります(笑) そこがいいんですよね‥ 何も変わってないよ
とはいえ、世界が平和になったはずの今旅をするハーメルには、何やら抜き差しならない目的があるらしい。

以前と変わらずの、シリアスかと思ったら下ネタとかきぐるみとかでぶち壊しにする展開の連続を繰り返しつつも、悪夢的な精神の苦しみとの戦いに突き進む!私の大好きな方向ですよおー。

オル・ゴール編が大好きだった方、お勧めです!私、オル・ゴール編で買うことを決めたくらいオル・ゴール編が大好きなんで。嬉しい。




シェルクンチクを読んでいた方なら、それとほぼ変わりなし。
オリジナル連載時よりさらに研ぎ澄まされて繊細になった、華麗な絵柄です。ほとんどイメージを壊さずに読める程度に、絵柄自体はさほど変わっていません。
ときたま、うわぁ、前よりもすごいイケメンになった気がするクラーリィ!!とか思ったりする。もちろんクラーリィ以外にも以前よりも眼力が更にUPしている。美しい。以前よりも更に大好きな絵になってきています、私には。前から大好きだけど。

ところでデジタル塗りらしい表紙がとても美しい。透明感のあるいまどきな色合いがとても美しい。とくに2巻のトロンがすごい可愛くてびっくりする。他の漫画のキャラですかというほど可愛いのはどうしたことか。

ギャグの絵は全然変わりありませんね(笑)




というわけで、総じて前作ファンなら買っても大丈夫。
今度は、こんどこそは、我々が応援するならば、
残念な打ち切りとかきっとないから!!買う!!



なお、公式サイトはこちら。
http://www.michiaki.net/



以下はネタバレありの感想~!!



























とりとめもない感想


いやー嬉しい。
私、全然このプロジェクトを知らなくて、ほんの1ヶ月くらい前に知って衝撃受けました。そして、すごい奇跡の特典付きの予約がもう終わっててすごいショックを受けました。うぉぉ‥。多少の金を積んでも‥渡辺先生のサインが欲しかったよぉぉぉ‥しかも好きなキャラ書いてもらえるとかよぉぉ‥ヨヨヨヨ‥。欲しかった。。。。

でも!!でもですよ!!じゃあ誰を書いてもらうっていうのか
たった一人を選べるというのかそして誰を選ぶのか!!!
もう予約終わってるというのに画面の前で悶絶して悩んだ。
結果、私の中ではやはりこの二人のどちらかだと思った。


オル・ゴール

または

ケストラー様



どっちもめっちゃ悪役じゃねーか‥。でも、いや、もちろん、仲間たちは最高に好きですよ。でも、マニアの魂が、たった一つ直筆でいただくとしたならやっぱり作品を象徴する残酷な美の存在でなければと思う。そして本来至高の悪の美、度肝を抜かれた傑出した存在であるのはやはり大魔王ケストラー様ただひとり!!!!
と思いました。
個人的にオル・ゴールは思い出深くて大好きなんですけど、美しさにおいてケストラー様にかなわないし、強さにおいても、その底知れぬ純粋なる悪についてもケストラー様こそハーメルンの頂点に立つべき至高のお方と思うのであった。
これほどの純然たる悪、偽悪の入り込む余地なしのそれこそ悪意なき悪、華麗なる美しさ、ケストラー様は本当に素晴らしいキャラクターだと思って尊敬しているんですよぉぉおお‥あの衝撃は忘れられませんよぉぉ



と、全然関係ないことを何行にもわたって書いてしまった。
とにかくわたしはサインを手にすることはできず、アマゾンで予約したのだった。



そして、内容ですが、ほんとにくそ外道な勇者たちはまったく全然相変わらずで、この作品を愛する人以外には、むしろ読者を苛つかせるというほど話が進まないバカをワンパターンにやり続けていた。初心にかえってマリオネット、きぐるみでひたすらフルートはつらい目にあっていた。オーボゥはふつうにツッコミ入れていた。
トロンも初心にかえってクソナマガキになって子供なのにウイスキーとかワインとか飲んだりしていた、改めてびっくりした、あの頃はあんまり思わなかったけど、この少年‥‥なんという(笑)
ライエルは鼻血で瀕死なのも相変わらずしかも本当に復活できないレベルで、サイザーさんは後期の感じでギャグに絡んでいた。
この一行‥全くダメである。戦闘力は当時よりも下がりっぱなしである。

でも。思うに、ハーメルンの面白さの要というのは、「強さ」ではない。
ピロロが早々にハッキリと指摘していた、彼らの強さと錯覚しているものは、弱さを支えあう絆なだけであって、心の傷が癒えることはないままであることを。
そのことをハッキリと作中で言及したのもこれが初めてで、驚いた。そういえば全くそうだ。
結構、彼らの戦闘力って、そりゃあまあ強いんだろうけど、わりとそれってどうでもよくて、本気出せばまあそれは強いんですよね。本気だすとハーメルはメーター振り切るくらいは強いんです。でもその本気をだす代償が大きくて、むしろ使ってはならない力である。
で、敵と戦う時も、力と力の競い合いをして研鑽するのではなくて、その本気の力を出せないように精神的な攻撃を受けてピンチになっていることがほとんどだった。

つまり いかに、大きな心の傷を支えあうのか。
という戦いなんだ。ハーメルンのバイオリン弾きという漫画の戦いは。
いかに、過去の確執を乗り越えて手を差し伸べるか!
という戦いなんだ。ピロロが言うように、乗り越えてはいないんだ。本人が過去の傷を完治したわけじゃなく、周りの仲間達が彼の傷を乗り越えたんだ。支えるための戦いなんだ。


そして今回もその傷が抉られる。
うーん、この漫画精神的にエグい漫画なんだなあと思いました。かつて私、オル・ゴール編のエグさには強く感動して、「買わねばならぬ」とついに単行本購入を決断したのでしたが、そういうところがたまらないのですよ。
今回はオル・ゴールがほんとに出てくるじゃないですか~ちらっとだけど。しかもオル・ゴールの古巣ですとぉ~。これはたまらない。
シェルもかなり残酷で(あちらはグロ表現がまたすごかった)よかったですが、今回も残酷な予感がウヒヒヒヒョー!!ですよ(わたしがこういう精神的な美しいエグさとか美しいグロが結構好きなのはハーメルンの影響なんだなと今日改めて気づいた!

しかもバラライカの悪夢は、更に悪夢的な理不尽でむちゃくちゃな展開が興味深い。予想を裏切って、興味深い。筋道通ったものは本来「夢」っぽくない、めちゃくちゃに脱線していく中に何か本質が潜んでいるはず‥というシュルレアリスム的なところがまた私好みに興味深い!
(でもライエルの夢は初期とほとんど変わりない(笑))
(それにしてもパンドラロボはヒデェ(笑))
(まあパンドラ母さんはリアルでもひどいのでロボでも扱いレベルとしてはあんまり変わらない)

バラライカの見た目も、美しい過去の姿と今の不気味な姿どちらもいいですね。渡辺先生は美しいグロが一級!
彼の正体と目的がいったいホントは何なのか、彼とどうやって戦い、勝利するのか、とっても楽しみです。



本筋はそんなところで、ギャグは懐かしさいっぱいだったなあ~(笑) おおっ と思ったのはハーメルが見せられた幻でフルートと少女漫画的なシーンをやってたところ。あれほど酷い扱いを常にしておきながらも、やっぱり意識しているのか!とか改めて思った(笑)なんだかんだで二人の恋愛シーンはしょっちゅう邪魔されてあんまり見れないんですよね(笑) ちょっと感慨でした、幻でしかなかったけど。 もうちょっとハーメルはフルートを大事に‥いや、まあ大事にっていうか、フルートにときめいてくれていいんだよ(笑)
あと、まさかのケストラー様とのパチ○コ対決は感動しました‥バカだ‥。

あと、渡辺先生のブログを読んで今更ながら初めて知ったんだけど、サイザーとライエルはオスカルとアンドレという話。そう思ってみると更に燃えて大変です。萌えます。そう思ってみると、なるほどサイザーが「ライエルぅー!」と泣くシーンが多いわけだ(笑)
今回も二人はお約束の鼻血ギャグやらラブコメを大量発射して面白かったです(笑)ほんとバカだなもう。特にお約束の「赤い魔女‥」は久しぶりで笑った‥(笑)

おまけ漫画が大量についててほんとありがとうございます先生!!!!! いつもの表紙にもおまけ漫画!これがなければハーメルンじゃないというほど。うれしい。ギータさん、オル・ゴール、ベースもヴォーカルもドラムさんも出ていて嬉しいですね~。みんな大好きだよ~! でもギータさんはいじめられてるギータさんより暗躍し策謀するギータさんが好きだよ。残酷に見下ろすギータさんが大好きだよ‥。 ベースは一番良くわかんないな(笑)実は一番良くわからない、あんまりベース自身の魔族性がよくわかっていない。今後の活躍に期待??(笑)

そしてリュートのその後は相変わらず神々しく天使なリュート様に癒やされた。あの世に行こうがなんだろうが天使なお人ですね‥。シェルの方のリュートとは随分違うもんだと改めて思った。リュート編の壮絶さを思い出し、ああ~あの時は本当に涙ボロボロで切なくて悔しくも誇らしかった‥と思い出しました。リュートの生前の戦いは伝説的超傑作です。 そしてまさかのオカリナとの出会い!!?! まさかのロマンスの予感!? き・に・なるうう~!



そしてコルネットですが(笑)
コルは‥ずっとひどい扱いばかり受けてきたので、
名誉挽回を‥
いや、無理か‥いまさら、コルは、やっぱり華麗なるギャグしかないのかジェノサイドエクストリーム (ジェノサイドエクストリームといえば、今回は「アルティメイトロコモーション」に笑った)
コルは私は、初登場時あたりの、フルートとの外道な仁義なき戦いのあたりが一番良かった(けど最初か外道扱いだったな~) 成長するフルートが頼もしかった。
また戻ってきて正々堂々と外道なやりくちてパーティを引っ掻き回してほしいでーすわ

思えばコルはアニメが一番まっとうで、たくさん活躍していたね‥



・・・・・もう言いたいことありすぎて疲れました。


とにかく、絵もすごく綺麗だし、相変わらず面白いし懐かしいし最高です
今後もがんばってください、本当に応援しています。
でも印刷だけは‥ああ‥この華麗で美しい絵をもっと完璧にきれいな目を近づけてみても果てしなく美しい線を見たい見たかった。




いや、一つ忘れていた。
私が渡辺先生を最も尊敬する理由。
セリフのリズム。
健在。最高。

ひとつのセリフを細かく切り分けているところ。
特に悪役の、人の傷を抉るセリフによくあらわれる。
たとえば、2巻後半のオル・ゴールなんか、まさにポロンポロンとうたうようにセリフが散りばめられているじゃないですかーこういうところが、いかにも、そのセリフを聞いている側のショックや呼吸の合間合間に入ってきて、すごく効果的なんですよねー。
ホント尊敬します!!!!


がんばってください先生!!

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渡辺道明
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渡辺道明
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うわーーー感想書くのにすごい時間かかったー


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