[感想]牙狼 [GARO] ~蒼哭ノ魔竜~

B00DJPX4B0牙狼 [GARO] ~蒼哭ノ魔竜~ [DVD]
ポニーキャニオン 2013-09-04

by G-Tools





貸して頂いて見ました!えるむくにさんありがとうございます!
鋼牙さんの最後の戦い‥そう聞いただけでドキドキしていましたとも。
鋼牙さんはまだまだ超絶かっこよかったです。

しかし内容はこれまでと異なる全くもってメルヘンなファンタジー世界でちょっとね、気持ちがついていけなかった・・。










オープニング


鋼牙さんが約束の地に落ちていく幻想的なムービーのオープニングは、鋼牙さんファンの私としましては!!!美しくてとても素敵でして見惚れました…。
でもいつもと違って、頭からアクションの激しいかっこいい映像が来ないのは不思議と、少し思ったけれどまさか中身がこんなことになってるとは…


背景とCG


ほとんど全て背景はCGで、まあ、有る意味大変だったのかなあ、よくわかんないけど、CGの予算とかは。
だけど、ファンタジックでファンタジックなファンタジック一辺倒の、メルヘンと言った方が良いような背景デザインは、私の抱いていた牙狼のイメージとはあんまり、合わなくて、鋼牙さんがメルヘン世界に迷い込んじゃったよーという番外編にしか見えなかった。
牙狼といえば、ダークでホラーでグロテスクでエロティック。悪魔的で呪術的で怪奇、これに尽きる、と思ってたのに。
いや、実はそういう牙狼の世界観とデザインが私の趣味かと言われるとむしろ、あまり好みではないと思っていたくらいなんですけども、かといってこの…子供向けかというほどに、エログロを放棄したデザインは…せめてもっと不気味でダークな部分はほしかった…。おなじファンタジックにしてももっと悪魔的な奇怪さを加えて欲しかった‥というのはまあ完全に私の好みですけども、好きなんで、悪魔的なのが。
そのへんは、シナリオと密接に関係するのだろうから、シナリオ優先なら無理なのかもしれませんが、それにしてもこれは異色な舞台だったと思います。

あと、その背景との合成具合があまりにもなんだか、重さがなくて、まるでどこぞの教育番組の実写系子供向けファンタジー番組のように感じられてしまうところが多々ありました。画面が明るすぎることも大きな要因かも。いつもは暗いのでさほどアラが見えなかった気もする。

ザルバや、牙狼剣、魔法衣の姿のデザイン、魔竜のデザインなどはよかったと思います。機械的な敵のデザインは毎回かっこいいなと思います。むしろ本領かな!特に鳥のデザインは、私あの白コート大好きなので、麗しい鳥になってて嬉しかったなあーなんだか。素敵!ザルバ君もでかくて強そうでカッコ良くて良かったね!


その他のキャラクターデザイン


正直…敵とか、仲間とか、みんな、戦隊モノかな、戦隊モノにいそうだよねむしろいるだろ?というような、子供向けデザインに、かなり…テンションが吸われました…下がりました…。特にマスコット的な連中には…ううん…。完全に子供向け。なぜここまで…。
特にジュダムの手下のカメラの方とクロマルは、戦隊モノに普通に出演できそうですね。いや、全員いける。鋼牙さん以外…いや、鋼牙さんも行けなくはないか
それにしても一番辛かったのは、カカシの家、カカシの動く城ですね?? こっ、これは…どうしたら…と思った。それとも実はこれはまさか深い意味があるの?まさかの皮肉だったりするの?


キャラクター


鋼牙さん
鋼牙さんはどこに行っても鋼牙さんで、鋼牙さんでよかったです。鋼牙さんは本当にかっこいい!! しかし、歌えと言われてて期待しちゃったよ!可愛いんだよねー鋼牙さんの歌声♪ 踊れも期待したのにあの展開はちょっと、拍子抜けすぎるのではないですか…。まあ、笑顔サービスはありがたく受け取っておくけどね!様々なものを受け止め乗り越え強くなった鋼牙さんの姿は確かに完結のために描かれていたけども、それは悪くはないけども、でもこの形ではなくてもよかったと…。

カカシ
まあそのー。
ジョニデ。
ごふんげふん…。ゲフンゲフン。
そこは言うまでもないのであえて触れないで行きますか?うん、でも辛かった…見ていて辛かった…。
真の姿が明かされてやっと、心が温まるところが感じられますが…。そっちの深読みだけで頑張っていこう。鋼牙さんがすぐ気配を感じたのも、さっと名前を呼んだのも、必然だったのだろうね。無意識の記憶の中から引き出された繋がりなんだろうね。決闘の中でその太刀筋をすでに見切ったと言うのも、展開的にあっさりすぎだろと思ったけど、過去から考えると、それもありなのかもしれません。強いと自称したのも不思議だったけどこういう意味だったし、既に鋼牙さんは最初から乗り越えていたのだね。
いろいろと妙な行動も、真の姿を思えば愛らしく感動的と言えるかもしれない。

ジュダム
真の姿は…よくわかんなかったけど。かわいい演技やセリフは牙狼には滅多にいない悪役で、なかなか見ていて楽しかった。
最期に鋼牙さんと人間を認めたように消えて行くところはね、なんだか心に残った、余計なやりとりやセリフがないことで逆に、モノが我々に向けてくれる無言の、博愛を感じる気がして私は心が温まった。

メル
真っ青なデザインはとても綺麗だった!そういえば序盤に不思議な反応が何かあったな?あれは正体のフラグだったのかな?ちょっと忘れてしまったけど。彼女の正体はなかなか素敵な展開だった!
なぜか人の肌色になるシーンも、なぜ?と思ったけど正体との関係が深読みできるかもしれないな。

お父さん
お父さんが出てると知って、おお!?!と期待してたのに、あまりにも脱線気味の展開に拍子抜けでした…もっと激アツな展開が来ると思ってたのに…うううむ。なんか想像と全然違った。もう少しうまく組み込んで欲しかった。

零くん
割と出てた、もっとでないと思ってた。二刀流のかまえはやっぱりかっこいーなー! でもあまりにも今回の冒険との絡みがなさすぎて、もう少し言及するかうまく絡んだ演出をしても良かったような…

カオルちゃん
これまた、これまたオマケぶりで、これで完結とは…ここが一番残念な気がするくらいです!これ以前の作品で完結してるということなのでしょうか?いやー、しっかりやってくれるものだと思ってたよ…。恋愛ドラマではないのでこんなもんなのですか。まあでも、二人の関係は最初のシリーズで見事に終わっているとも思うのでこれくらいでも間に合うと言われればまあそれはそうなんですけども‥なんかね、私としましてはもう少しきちんと‥なんかもう少しなんとか‥立派に‥やってもらってもよかったかなあと‥。いや、「これを見れば二人は結ばれるとみんな思うでしょう」ってそれはまあたしかにそうだけどさあ~(笑) やはり女性としましてはここはもう少し‥。


アクション


ほとんど相手がCGなのが、わたしとしては、残念だった。やはりこちらも相手も人間なのが良いよ…。わたしは…。
いつもと違う小さい敵への立ち回りというのも確かにある意味面白いとこはあるかもしれないですけどね。
基本的にはかっこよかった、けど、すっ飛びすぎるワイヤーアクションは私はあまり好きではない…ので、もうちょい目立たなくして欲しいかも。重力無視なのはもうちょい控えめでお願いしたい…せめて速度を上げるとか…。
魔竜の出現後の、特にでかくなってから人界に向かうあたりの文字を使ったデザインはかっこよかった。よく読めなかったけど(うちのテレビ小さくて)、ああいう表現をもっとたくさんやっていただく世界観だったら好みだったなあ・・なんて。


ストーリー


しょうじき、何を目指してるのかよくわからなかった。てっきりてっきり、鋼牙さんの旅の完結を描こうとしてるのだと予告で思ってたのに、あんまりそうではない印象を受ける。鋼牙さんの出演は最後になりますが、それはともかく、ファミリーで楽しめるファンタジーな牙狼の冒険をお楽しみください。牙狼を支える大事な装備たちがモノの世界で動き出す!そこに今までの仲間たちも出演するよー。といった感じでした。

作品自体の目的が、思ってたのと全然違ってた。
テーマには、作り手の思い入れがありそうに思われる。モノ…とは言ってたけど、私はそのモノというのには、あらゆる作品が含まれるのではないかと深読みして、これは牙狼という作品そのものの魂と記憶と作った人たちに向けたメッセージであるのかもしれないと思いました。私はこの、ものの記憶というものにはそういう世界を以前から想像しているので勝手に自分の世界観に照らして思っただけだけどもね。
その深読みはともかく……うーん、今までの牙狼の雰囲気からするとあまりピンとくる内容ではなかった。けっきょく、「目当てのもの」の正体も意外な結末で拍子抜け感が…まあ、鋼牙さんがそのことを悟っていることが鋼牙さんの精神の成長…と思える点はファンとしては嬉しいけども……。

まあでも‥いままでの路線はやり尽くしたと言われてしまうと何も言えないんですけども。
でもな、メルヘンチックな世界観でやるとしても、せっかくなら前作までのすばらしいゲストたち(今作に登場しているが結構ちょい役立ったみなさま)を物語にガンガン組み込んで豪華な異世界をやるのもありだったのでは‥。ヒトでなくモノに焦点を当てたことはどうだったんだろ‥と。

正直には私は、どう反応したらいいのかわからないシーンの連続でした・・




好評価とブックレット


ブックレットの表紙の鋼牙さんにときめくー!!
えっと、私はこの映画の雰囲気はちょっと今までの作品とイメージが違いすぎてついていけなくて、どうしても、自分の中では高評価といかないのだけど、あまそんとか見るとかなり評価が高くてびっくりしました。

後にブックレットで監督の長いコメントを読んで、これを読むと低評価をつけるに忍びなくなるかもしれないなあと思いました。これまでの鋼牙さんの、ホラーとのダークな戦いは既にひとつの極みを見たので終着点としてこういうものを描いたということが書いてありました。
実は私MAKAISENKIをまだ見ていないので、そう言われてしまうと、そうか‥そういうものなのですか、としか言えなくなってしまうんだけども。たしかにそうしか言えなくなるんだけども。
でもやっぱり、率直な感想として、自分が見たい完結編はこれではなかったな、と、思った。
まあ、うん、すごく色々深読みすると、次世代に向けての言及になっているとも言えるのだけども。

なにしろ、この監督の思いを噛みしめることで見方は変わるのかもしれないなと思いました。





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