[雑談]ホームズ日記140327

緋色訳してたら新しい次元に入った感じの…





緋色の二人の研究


緋色を読んでたら(今3章まで)開眼した。私の中のホームズとワトソンは改められるべきというか新生というか違う、もう一層の、過去の、元来の、オリジナルの、原初の層が現れたのだ。きっとこれが本来か。
だとしたら優雅どころかこの二人はひたすらコミカルな楽しいコンビ…やはりね、チャレンジャー教授とマローン君を参考に考えなきゃいけない気がするんだ。それを踏まえて頭のなかで頑張って考えなおしてみた
いや、もちろん何時もの通り、全部妄想

ただの変人?ホームズ氏
緋色一章を翻訳してたら、全体のノリの軽さというか、コミカルなテイストに色々と考えが変わってきたような気がする。ポーさんを読み直してたら、スポーツとしての頭脳労働の喜びについて書かれていて、改めて開眼する。ホームズは単なるそれだけなのかもしれないやっぱり。分かってたけど拡大解釈のしすぎだよな!と。悲壮な因果など別に持ちわあせてないよな初期設定上!と。
なぜそういう孤独な因果を思わせるのかといえばどうしても、最後の事件のせいだと思うんですけどね、やっぱ最後の事件は特別だよ、様々な運命を変えてしまうクライシスだった。
最後の事件を頭から叩き出して緋色をベースにし、あのチャレンジャー教授(G.E.C.)を頭に入れてそこを通して見直してみると、恋愛嫌いも単なる、完璧な頭脳でいようとするどうしようもない偏愛なだけで、犯罪への固執もやっぱただの偏愛、思い上がりの自己顕示欲なだけだと思う。ものすごく彼は学者肌で、自分の才能とか功績で ある分野の世界を進ませたい、と思っているのでは。世界は稚拙だ、自分ならもっと多くを進ませられる、発見し、解決できるのだ!と思っているのかなと。
だから、自分は犯罪と向き合わなければならない、自分だけが真実を見つけることができる、裁かれない悪人が世にはびこっているのが見える、それを裁けるほどの機敏な人間は自分以外にいない、連中は愚鈍すぎる、奴らに任せちゃおけない、僕がシャーロック・ホームズだ!S.H.だ!世界よ覚えておくんだな!僕がやって見せる、驚くがいい!報酬など欲しいわけではない、そんなに浅ましい理念を持ってるわけじゃない、僕の理想・僕の正義に僕は生きている、純粋に知的な理想に向きあっている、いつも尽きることない探求の日々に挑み続ける!この分野はちっとも進んでいない、まるで赤子のように愚かで原始的だ、僕が切り拓く、導いてやる、覚悟するがいい犯罪者ども、愚かな闇のものども、暗闇を纏ってうまく行ったと、ほくそ笑んでいるお前たち、お前らの命運は風前の灯、虚ろな栄え、僕の前では、お前らの浅知恵は何の役にも立たない!僕が歩んで行くのだ、僕の歩みは止まらない、覚悟しておけ、首を洗っておくがいい、暗い霧の中の世界は僕の名によって明らかとなるのだから!
と、こんなかんじなのかなと、思った。ちょっとG.E.C.が入り過ぎかもしれないけど。……チャレンジャー教授…可愛いなあと改めて思った…。続編もいつか読みます
2章まではこんなイメージだったのですが、3章を読むとまたなんか違う気がしてくる。別に行くとは言ってない、僕がいくら頑張っても評価されなんだもん、とか言ってやたらと卑屈なんだもん。一体何なの君は何がしたいの。結局卑屈なままで、笑いに行ってやるとかいってこの卑屈さかげんときたら…しかもそれでいて現場での偉そうっぷりには驚いた。なんなの? なんでこんなに偉いの?命令口調だし!へこへこされてるし! これまでどんだけ貢献してきたんだろうなこの時点で…不思議。何歳から諮問探偵やってたんでしょう。


もっと変人、ワトソン君
で、ワトソン君たら、てっきり勇敢で真面目で誠意のある人と思っていたけど、緋色を読んだら全然違うんじゃないこれ(笑)すっかり忘れてたというか、あまりにもクールな凛々しい角川版を読むと誤解する気がする。 私の印象では緋色はすごく冗談めいててコミカルだ!
で、ワトソン君はひどい目にあったせいで自堕落に浪費して働きもせずほとんどこれは精神的に参ってる、何をしても楽しくないのに金を使い荒らして暮らしてた。しかも掃き溜めのごときロンドンの汚水まみれな怠惰な俺と思ってるのに田舎に引っ込む選択肢を却下して、とりあえず安い住まいに移るとこから始めようという実に消極的な決意。友人に会って舞い上がり、早速浪費した、そこまではよしとして、超絶変人ですけど、ルームシェアするんですか?と言われても、うーん会ってみたいかも!というあたりはお金に目がくらんでるのが、運命に乗り気なのか変人が好きなのかと思っていたが、最後には、謎めく人ってマジ気になる!!面白い人紹介してくれてマジありがとうスタンフォード!『真に研究すべきは人間』っていうじゃん!?と、むしろテンション上がり過ぎてワクワクしまくってて、あーこれはほんとに単に変人好き、というか退屈のあまり、人を娯楽と思ってるよこの人は。面白いものを見つけちゃったよー!これからは暇しないかもー!ドキワクだぁ~☆
…ワトソンさんの精神は相当参っていたらしい。この人のどのへんが、謙虚で誠実なんだ?
しかし、これほど鬱病っぽく参ってたワトソン君、浪費しまくり仕事もしないニートだったワトソン君が更生したのはこれ明らかにホームズとルームシェアしたからですねえ!わあーホームズありがとう!あなたは救いの神!人をひとり救ったんだ!これはワトソン君をいくらひどい目に合わせても文句なんて言えない。むしろやっぱ酷い目にあっても喜ぶな。それにホームズの方もあの性格だから、人に気を使うなんて気まぐれでしかないや。
私はワトソンくんを完全に誤解していた気がする…



結局ホームズってどんな人なんだろうねえ


緋色の二人はそんなわけで原初の相をあらわすので素晴らしいが、それは完全に置いておいて、私は各種のパロディのホームズを思う。私のホームズ像は各種のパロディに彩られ、やはりパロディのホームズはもっとクールでハードでシリアスでどこか悲壮なのだ。みんなそんなホームズを描くということは、みんなそんな風に誤解…曲解…いや、受け取ったということであり、それはそれで読み方として特異なことではないということですよね、私だけ間違えてるわけではないよね。

ハードボイルドなホームズ
「絹の家」とか「ホワイトチャペルの恐怖」とかのホームズはハードボイルド系で、私の妄想的には結構本来基本のホームズの気がする、私はホームズ=ロック(音楽的イメージ)とか思っているくらいなので、ハード系で冷酷で悲壮なホームズが好きなんです。なんか因果があって犯罪事件に釘付けにならざるを得ないそれこそ損傷のあるホームズが。「素敵な冒険」のホームズの設定はいかにもそれらしくて、いいような、でもなんかちょっと納得出来ないんだけどいいような、自分の中でよく噛み砕いたら美味しいような、でもなんかちょっとさすがに残酷すぎるような。まあとにかくあそこまで悲惨な設定でなくてもいいんですけどああいうかんじのトラウマ付きのホームズが私の基本的な萌傾向です。だからひどい目に遭うホームズはいい。ホワイトチャペルの酷い目は特にもう他にないほど屈辱的で再起不能なほどの絶望感が、人生を挫いただろうあの感じ、あれはあれであれ非常に良くて、あのホームズは事件以前の様子は結構まともそうで、前後含めて非常に素敵だった。あれはまた他の作品とは完全に相容れないところのある話なので、あのホームズは独立しているけども…でも好きですね。 こういうハードで悲しいホームズが私の基本なわけですけども、よく考えてみるとそんなことないんだろうな、普通…。このホームズがどこで私の中に出てきちゃったのかってやっぱり最後の事件だろうなあ。最後の事件は特別おかしいんだよ。罪なのは最後の事件だよ。最後の事件でホームズ好きになってしまったのだからやっぱり私の中でこうなのは仕方ないんだよ(自己弁護)。最後の事件の謎に対する仮説は自分の中では未だに保留のままですが、こういうホームズが好きです。

ちなみに、わたしてきにホワイトチャペルの恐怖のホームズのイメージは、ワンオク!



こういうズタボロ感、ズタボロのヒーローなのだ。
これはそういえば、るろけんの映画の主題歌だったんですね?見てない



ホームズの彼
それと全く別次元に存在してもう好きすぎてどうしようもないのが、「最後の対決」の「ホームズの彼」です!!!! もう全く別キャラとして大好きです。他の様々なホームズがいますが、映画ホームズやドラマホームズや…それらとも全く別の、全然次元が違う別の、文字通り別の人物として大好きすぎる。今緋色を翻訳してたけど、何もかも彼ならどうだったかと考えて最高に楽しいです…。「シャーロック・ホームズ法があればもう悩まされることはないのです!」と、拍手喝采の大群衆を前にしたかのように優雅な一礼をするんですよおおお!!!おおお!!!…芝居がかった彼の台詞や行動のすべてが、新たな意味、そして強烈な光を放つものになる! 以前までは、どうにも私はホームズが芝居がかった演出が好きだってのはどこか腑に落ちなかったんだよなあ…。こんなに合理主義で効率重視でムダな記憶は捨てるとか言うくせにどうしてムダなことばかりするのかなあと思っていたんだ。うーん!最高! 「彼」は最高よ! これから、彼の芝居がかったところを再読して再発見する度に、こうして魅了される気分を味わえます。空家の冒険のあのシーンとか、マザリンの宝石のあのシーンとか!もう一度読むのが楽しみでなりませんねえ!! あと、ぴょんと飛び上がって「見つけたよっ!!!」って試験管片手に走ってくるとか…軽やかな身のこなしを妄想します。ごちゃごちゃの化学実験室でバーナーの燃えているテーブルと、障害物のように置かれたスツールの間を踊りながら走ってくるような。彼にかかればホームズ物語はミュージカル仕立てになる気がするなあ。はあー華麗だ、美しい、キラキラしている!
でもあの出会いを読むとなんでしょうね、ワトソン君をなんで選んだんだろうね。という改めての疑問が湧いてくるが、ワトソン君が明らかに変人のホームズに引きもせず、むしろもう興味津々に惹きつけられすぎてるのもきっと暗示かけたな…と納得できるよ。
緋色を最後の対決で考察するという馬鹿な単一記事を書いてたんだけどなんだか面倒になってきた。面倒になってきたけどほんとに色々考察できて面白いです。ただ、そうだなあ、なんであんなに偉そうなの? 色々とすべてが計算ずくだと考えると本当に恐ろしい男になってきます。でも彼なら、そこまでやってしまうのかもしれないというところがまた怖くていい。

いや「彼」は、ほんとに最高なキャラですよ! もはやホームズと関係なく楽しめるじゃないか(妄想)。全く関係ない本読んでてさえ、これを彼に演じて欲しいと思ったりとかしている私です。こないだクリスマス・キャロルを読んだんだけど、読んでて思っていたんだ、未来の精霊の役をお願いできないでしょうか…台詞がないのだけど…故にこそ…高度で存在感のある役で…。あともちろん、シャイロックを演じるところももうそうですね~☆ 夏の夜の夢を読んでたんですけど、ボトムなどいかがでしょうか。悲劇の主人公もいいけど道化をやらせたいような気がする!! 光芒を迸らせている! …って もう何の話になってるんだろうなこれは…。ホームズでもなんでもない。単に彼の話です。

最近思ったのは、おかしな曲ならサティさんの曲を演奏してほしいなと。グノシエンヌとかある意味まさに、ってかんじではないでしょうか。何ならピアノも演奏して欲しいんですけど、ピアノないもんね、家に(笑) ヴァイオリンをかき鳴らす…っていうあれは彼の世界の奏法なのかもしれない。



SHERLOCKシーズン2をやっと見終わりました


どうも…あまりにも眩しくて見ると神経が昂りすぎて辛いので見ないでいたんですけどやっとみました6話目。テレビの前で必死になって見るとほんとに疲れるからもっと気軽な方法で見れるようにしましてなんとか見ました(笑)

えっとねー、なによりも、モリーちゃんだっけ、あまりにも天使で感動した…。この子になら、このシャーロックを任せられるな…っておもった。よろしくお願いいたします。
このモリアーティは完全なイカレ野郎で…もう、私大好きですよそういう奴、最高だった。もっと長く戦って欲しかったんですけども、これで終わりなんだろうか……? 更に恐るべき戦いを、待っていますよ私は。この上もっと ぞっとするような展開を!!
シャーロックとジョン氏のラブラブぶりはもう…なんだか……お腹いっぱいといいますか、私は結構意識的に(むしろバイアスを掛けて)普通に見ようとしているはずなのに、チクチクとあまりにも狙った演出が多すぎて参ってしまう。なんなんだろうね、多分ふたりともツンデレだからこういう妙な具合になる(いや、シャーロックはツンデレではなくコミュ障か)、という風に考えてもいいでしょうか。いや、別にいいんですよ、ラブラブでいいんですよ、別に。ただなんか狙い通りに見るのがイヤなんです、狙ったとおりになる自分は嫌なんです!邪推は目を凝らさないとわからないくらいのがいいんであって、一話ごとに何発も狙い撃ちされてるものをそのうえ邪推してほら見たことかと言われるのはイヤなんです!もう少し抑えてもらえないかと、もう少し隠してもらえないかと、ツンデレとしては思うわけ!わからない、これをどう見たらいいのかわからない。ジョン氏がツンデレすぎるのが悪いのか。うーん、もやもやする。考えるのやめよう。何も考えずに見ないとダメってことか。普通の人の普通の意見をきいてみたい。いや、悩むだけだからいいや。 この二人のどこまでいってもはっきりしない宙ぶらりんの、それでいて不可視の磁力的信頼関係は、なんといったらいいか…… このシャーロックを私は見ていられないくらいなんだけど、それはリアルなくらい無様だからだ(失礼…貶しているわけじゃないのです、褒めてるんです)、と思ったんですが、この二人の関係もそうなのかもしれないですね、予定調和的なところが抑えられていて無様なのかもしれない。現実的すぎるのかもしれない。甘えきってるのかもしれない。やはり互いに依存しすぎてるのかもしれない。第1話だけ4回以上見たのでちょっと考察してみたんだけど、シャーロックの行動が考えるほど不思議だった…どこまでコミュ障なのか、分からない、ほんとは結構分かっているのか?まあジョン氏が言ってた通り、人間じゃないみたいだけど意外といいやつっていう変なバランスってことで説明できるのだろうけど…。
でも最後のジョン氏の告白には泣けました。その後の展開と関係なく感動的なところでしたね。

偽手紙や置き手紙のアレンジもさり気なくてよかった。「最後の問題」も連呼してありがとう。それでいて展開には大きなオリジナリティがあってすごくよかった。やっぱりパロディをするなら、オリジナリティ大事だよね!と改めて思った。あ、バッハを演奏しててありがとう(あれもシャレなのかな)
「気になるからシーズン3の前まで見なくてもいいかも」みたいなことを友達から言われていたのですが、それほど続きが凄く気になるというわけでもなかった。むしろ続きはこれまでの話と同じくらいのテンションを保つ話に出来るのか、そのためにどのような展開を用意してくるのか、敵を失っては張りがない話にしかならないもの、ということが気になる。シーズン3で終わりにするのかなあとか。そういうところが。普通ならこのままシーズン3で終わりにするのがきれいそうだけど、終わりにしないなら更にすごい展開を持ってくるのだろうから、期待だなあ。

やっぱり「最後の問題」は、罪な作品だと思う。結局逃れられない道なのです。





ところでSHERLOCKのモリアーティを見ていると、教授のアイツを思い出しました。ここまでのイカレっぷりではないだろうけど、ある意味ではもっと非道だろうし。あー映像化してくれたらいいのに。


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