[感想]チャイコフスキー:1812年 - ストコフスキー(レオポルド)

B000060N6Mチャイコフスキー:1812年
ストコフスキー(レオポルド) ウェールズ・ナショナル・オペラ合唱団 ロイヤル・フィルハーモニー合唱団
ユニバーサル ミュージック クラシック 2002-03-27

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チャイコフスキーの1812年が大好きになってしまった私は、
いくつか1812の入ってるCDをゲットしたんだけど、
なんだかあんまり好みじゃなくて…
しかし、大いに評判のストコフスキーさんのを買ってみた!

結果、 す、すげええええ

  泣 い た … TT






ストコフスキーさんの演出


ストコフスキーさんの演奏はとにかく力強くハデ!序盤から気合がすごい。1812年は戦いを描いているのだから、パンパカパーンと力強く突き抜けるそれがいいじゃないか。どこまでもハデでいいじゃないか。私は好きだ!ストリングスの音も立体的ではっきりとして訴えかけてくるかんじがすごく好み。
そしてなんといっても、やっぱり1812年は後半が華やかで見せ場だと思うのだけど、ストコフスキーさんの終盤はすごい!もはや、映画だ!!このアングルこの演出、この映像、この余韻! すごい!!圧倒的な迫力!! すごいの一言に尽きる!
衝撃的なコーラスの去り方、祝福を超えた鐘の音のもはや騒乱と言うべきなほどの音の豪雨が撥ねる、そしてあの余韻、あの余韻と言ったらもう泣くしか無い!!!号泣するしか無い!!ショックを受けました、クラシックってこんなに映像的に演出を加えていいんだ…すごい、素晴らしい。

最初に聴いて感動したバージョン(決定版チャイコフスキーのすべてに収録のエーテボリ交響楽団/ネーメ・ヤルヴィ指揮)で感じた美しく色鮮やかな油絵のイメージとは、全く異なる英雄的で力任せなほど力強い、大質量の感動でした。力で揺さぶる、血を沸たぎらせるエネルギーだ!!1812年というテーマに対しては、野卑なまでに戦いと栄光への血がたぎる表現はむしろありなんじゃないかと私は思う。
カラヤンさんのバージョンとカザンジェフさんのバージョンも持ってるんですが、いずれも私のイメージじゃなかった、ヤルヴィさんの華麗で華やかな演奏のほうが断然好きだった。ヤルヴィさんのはベスト盤収録のものだったので後半しか入ってない音源だったのですが、とても好みで、全部入ってるのを探そうかなあ…。と、思うけど、それと比べても比べられないテイストの違い、だが…この強烈な演出は、サイコー!!!と叫びたいです!! これと比べたら他のが退屈になります。


他の曲


他に禿山の一夜、ダッタン人の踊り、ボリス・ゴドゥノフ、スラヴ行進曲が入っています。ダッタン人の踊り、持ってなくて、欲しかったので、ラッキー!! スラヴ行進曲も、力強さがすごいです。いい曲だとは思うけど今までどうも退屈に思っていたんですよね、スラヴ行進曲…だがこれを聞いたらその退屈さがぶっ飛ぶ、尻を蹴飛ばされる。この曲も勇ましくてこそと思う曲なので私はこういうパワフルなのが好きだ。というか、私は威風堂々とか木星とか、栄光に満ちてパワフルなオケ曲がどうにも泣くほど好きなんです。行進曲が好きなのかな。
禿山の一夜は、もう地面が波立ちますね、喉の奥からゾクゾクと霊魂が飛び出しそうになります。ダッタン人の踊りもむしろテンションが上がります(笑)

ストコフスキーさんのファンになりそうです。しかも安いこのCD安すぎるゥゥ…1000円ですよ!?泣けてくるわ!!


B000060N6Mチャイコフスキー:1812年
ストコフスキー(レオポルド) ウェールズ・ナショナル・オペラ合唱団 ロイヤル・フィルハーモニー合唱団
ユニバーサル ミュージック クラシック 2002-03-27

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コメント

サティさん、バッハ様とクラシックの感想が続く中、また長文コメは…と迷いつつ
自粛していたのですが、再度1812の記事を拝見して、つい…どうかご容赦ください。

ストコフスキーさんはバッハ様つながりからでしょうか…初聴がマゼールさんだった為
後にストコフスキーさんで耳にした際、輪郭のくっきりとした演奏に驚かされました。
同じ1812でこうも印象が変わるのか…と、聴く側、演奏する側、双方もっと自由に
音楽を楽しんでも良いのかな…と許されている様で、両者ともに今でもお気に入りです。

感想ではワーグナーさん(タンホイザー、ワルキューレあたりでしょうか?)がはずれて
エルガーさんやホルストさんがお好き…となると、ビゼーさんのファランドールや
ショスタコーヴィチさんの革命 第4楽章 等は大丈夫なのか…行進曲がお好きならば
バーンスタインさんもOKなのか…色々と気になってしまいました。

力強く勢いのある曲は一途な熱血が好き、サティさんの様な曲はミステリアスな
とらえどころのなさが好き、といった嗜好と関係は…ありませんね、失礼しました(笑)

はてしない物語の感想についてもSFやハイ・ロ- 等ファンタジー物に触れていた当時を
思い起こしつつ、楽しく拝見させていただきました。

後に語られる物語や装丁とのリンク 等、各所に想像の種をまいて、各々が
ファンタージエンを見出せるよう導いている様な作品でした…
本を読む行為に対して、単なる現実逃避にとどまる事を許さない厳しさもあり
なかなかつらい場面も多いのですが、それでも物語へと引きよせてしまう
不思議な魅力がありました。

藤城清治さんのイメージは少し意外でしたが、言われてみれば暮らしの手帖 等の
影絵は似合いそうな気がします。
以前シリーズの挿絵を一挙に収めた本がありはしないかと探した事もあったのですが
当時はみつける事ができずそのままに…今は出版されていたりするのでしょうか。

今回、作品の新たな魅力と共に懐かしい気持ちで記事を楽しませていただきました。
いつもありがとうございます。

この度も長文失礼致しました。

2014/06/20 (Fri) 08:22 | パトラッシュ #Uh60rX9Y | URL | 編集
Re: タイトルなし

パトラッシュさん>

いつもコメントありがとうございます!
とっても励みになります!自粛など不要ですよ!!
いつも寂しいブログなんです!

ストコフスキーさんは、1812のCDを探してたら、
絶賛(????)されていたので興味を持ちまして!
バッハ様の編曲がすごいらしいですね、とりあえずBOXを
注文したので、聴くのが楽しみなのです(*^w^*)

私はまだまだクラシック初心者なので、勉強中です!
パトラッシュさんはクラシックもほんとにお詳しいですね
おすすめ教えてください♪
ファランドールは、ああ、聴いたことあるある!
けど、そういえば微妙に好みじゃないな…
ショスタコーヴィチさんの曲は聴いたことなかったので
さっきようつべで聞きましたが、カッコイイ!
これはすんなり入ってくるカッコイイ!
曲の好き嫌いはやっぱり人それぞれ気分次第ですよね。
自分でもよく分かりません…好きと嫌いの理由が。
バーンスタインさんは多分聴いたこと無いな~
最近つたやでクラシックコーナーを物色してるんですが
思ったより揃ってなくて…図書館のCDコーナーに通ってます(笑)


> 本を読む行為に対して、単なる現実逃避にとどまる事を許さない厳しさもあり
> なかなかつらい場面も多いのですが、それでも物語へと引きよせてしまう
> 不思議な魅力がありました。

ああその厳しさは痛烈でしたね、耳が痛いというか!!!!
ホントにエンデさんは精密で意図的で
意志の強い物語をお書きになるのだなと思いました。
全体にその静かな厳しさや哀しみがひんやりと満ちていて
夜空のような気配を感じる本でした。


> 藤城清治さんのイメージは少し意外でしたが、言われてみれば暮らしの手帖 等の
> 影絵は似合いそうな気がします。
> 以前シリーズの挿絵を一挙に収めた本がありはしないかと探した事もあったのですが
> 当時はみつける事ができずそのままに…今は出版されていたりするのでしょうか。

藤城さんの絵はあちこちで見るけど、画集は持ってなくて
あまそんで調べても画集ってほとんどない??のかな??
あの印象的な眼と、黒と引き立つ鮮やかな色彩が
静かでどこか物悲しいイメージに合うような気が、
個人的に、するのです。


いえいえ、こちらこそ、いつも好き勝手書いてるだけなのに
コメントいただけて本当に嬉しいです!
また遊びにいらしてください!お待ちしています!

2014/06/20 (Fri) 12:32 | KMOK #WlAMjTRI | URL | 編集

連日の長文コメントとなりますが、どうかお許しください。

おすすめ紹介ですが、当方の知識は定番曲のみの初心者どまりで、恐らくKMOK様の
深く切り込まれた洞察や見解には及ばないのではないかと推測致します。
(実際、バッハ様など、ブログ記事から初めて教えていただいた事が数多くありました)

恥を忍んで告白すると、当方の聴き始め当初は以下の様な有様でした。

・事例.1 検索時

クラッシックってどんな曲があるんだろう…
この曲のタイトルは、無き王女の為のパヴァーヌか…パヴァーヌって何?
…こちらは…ゴリウォーグのケ-クウォーク?…(混乱中)

・事例.2 入手後

とりあえず有名な四季を選んでみたし、春でも流してみよう!
…この曲は一体…ヴィヴァルディさんじゃない!グラズノフさんて誰?バレエって何?


…そして悲しいことに現在に至るもあまり知識の向上はみられておりません。
その為、新記事 等より、初心者として同様に学ばせていただければ大変嬉しく思います。

ただ、そのままというのも心苦しので、既にご承知かもしれませんが
微力ながら幾つか並べてみようと思います。

ワルツ系が大丈夫ならシュトラウスさん一族もよいのですが、途中から盛り上がる
ドリーブさんのコッペリア 前奏曲とマズルカなども面白いです。

ヴィヴァルディさんの四季は春が有名ですが、夏などは勢いのある曲調を好まれる方に
良いかもしれません。

行進曲ではスーザさんがいらっしゃいますが、感動的というよりも勢いが主でしょうか。
前回触れたバーンスタインさんの指揮バージョンを稀に聞くことがあります。

ヴァイオリンはチゴイネルワイゼンやスケルツォ・タランテラ等の技巧系は好き嫌いが
分かれそうな気が…いわゆる3(4)大ヴァイオリン協奏曲の方が聞きやすいのかも。
チェロではドヴォルザークさんの協奏曲もあったります。

ピアノは月並みですが、ショパンさん、リストさん、ドビュッシーさんあたりが
堅実な気が…ファリャさんの火祭りの踊りなど、ピアノ編曲シリーズも楽しいです。

モーツァルトは華やかさがダメとの事でしたので、映画アマデウスでも使用された25番や
40番あたりの比較的落ち着いている交響曲を。それでも鼻につく場合には
若干重いかもしれませんがレクイエムなど。

あまり参考にはならないかもしれませんが…
機会があれば、また別途という事でご容赦くださいませ。

続けての乱文、長文失礼致しました。

2014/06/21 (Sat) 21:38 | パトラッシュ #Uh60rX9Y | URL | 編集
Re: タイトルなし

パトラッシュさん>

さっそくご助言をありがとうございます!
私も適当に入手して聴いてるけど、用語はサッパリわかんない…
そういえばほんとにパヴァーヌって何(いまだに)

いろいろ挙げて頂いてありがとうございます!
教科書に載ってて名前聞いたことある程度の作曲家しか
知らないので参考になります!!
パトラッシュさんに教えてもらった名前を見かけたら
サクッとレンタルしようと思います☆
もっとレンタル屋はクラシックを置いてくれないでしょうか…
最近うちの近くのレンタル屋はアニソンとボカロの品揃えが圧倒的で…
ゲームサントラや映画サントラやクラシックも増やして欲しい
…と思っています…ニーズないだろうけど…。

個人的趣味を言えば、ヴァイオリンとピアノは
実はソロ的な曲はあんまり好きじゃない傾向があります…
これをでかい声で言うと方方から怒られそうなのですけどね…
そうそう、ツィゴイネルワイゼンとか苦手です(笑)
ショパンもあんまり好きじゃなかったです。大きな声では言えない

音楽もまた、勉強ですね、色んな物を聴いて耳に覚えさせるというか、
どれほど接していたかで経験値がアップしますね。
耳がレベルアップしたから何だということも無い気はするんですが…
楽しいので、これからも初心者なりに聴いていこうとおもいます!

2014/06/23 (Mon) 16:03 | KMOK #WlAMjTRI | URL | 編集

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