[感想]シューマン:歌曲集-キルヒシュラーガー(アンゲリカ)

B003DRVG78シューマン:歌曲集
キルヒシュラーガー(アンゲリカ)
SMJ 2010-05-26

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とっても綺麗で上品な歌声でうっとりします。






内容


曲目はアマゾンに全部載っています。今まで持っていなかった曲も入ってたし、有名曲も入っている、お得な感じです。
キルヒシュラーガーさんの歌声は落ち着きがあって美しく、個性がありながらも様々なシーンに合いそうな中庸さがあって、すごく聴きやすい。なんとなく突飛なシューマンの音楽も彼女の歌声だと、普通に名曲に聞こえる。 聞いていると、美しく長い髪のお姫様みたいな人が歌ってるに違いない…と思っていた(実際は上記写真の方だから髪は短かった…)。
歌曲を聞きなれなくて男声だとなんとなくプレッシャー感じるという方も、ソプラノだと仰々しく思う方も、この歌声ならナチュラルに聞けるような、そう、ナチュラルな、居心地の良い歌声なのです~♪


Op.90-7 レクイエム


このアルバムで一番好きな曲はOp.90-7 レクイエムです!
なんときらびやかで美しく感動的なレクイエムだ…ああ~透明感があって、黄色やピンクの天上の花びらが冷たいガラスの中に舞うよう! 美しいものを見送る歌なんだ。名残惜しい別れだけども、誇らしく、喜ばしく、心から天上の幸福を祈っている。生前の苦しみと偉業にひざまずいて祈りを捧げている。慈しみに満ちながらもドラマティック、ひたすら美しく澄み切っている。なんという美しいレクイエムなんだろう。レクイエムというジャンルをたくさん聴いたことはないけど、きっと、トップクラスに好きな曲に違いないと思う!!
歌の旋律だけでなく、ピアノの透明で優しい運びが特に胸に迫ってくる。波の波紋のように行き来して重なり合っていて、とっても心地よいのです。特に終わりのところは、すごいキュンとくるよね~!! これは! シューマンのくせに!(?) これは名曲でしょう!傑作でしょう!! 
そしてキルヒシュラーガーさんの歌声は、女神や天使のようで、この慈しみあふれる音楽にピッタリだと思います。なんといったらいいか、鼻につくクセがなくて、とことん心地よい…。

私は本を読んで、印象に残ったシーンに曲を合わせて脳内映像化するという趣味を持っているんですが、ヴェルヌの神秘の島を読んで、この曲を聴いたら、第3部終盤の…王子との別れのシーンにこの曲がもうぴったりだと思ったんですよ。深い海に沈んでいくその棺を見送るシーンに…。ほんとは王子はオルガン好きそうなんでバッハかもしれませんが、私はこの曲の慈しみと生前の苦しみを回顧する展開がぴったり合いすぎて涙が出るなあと思いました。あの王子の苦しい人生には慈しみを捧げたいじゃないですか…バッハの音楽は絶対者への畏敬に満ちているけれど、このレクイエムは生きて今死ぬ者への慈しみに満ちている。
で、そう思ってずっと聴いてたんですが、今日やっと思い立って歌詞を調べてみました。基本的に私は歌詞は、なるべく見ないで聴いて、自分の中でのイメージを作りたいので、長い間歌詞を知らずに聴いてたのですが、イメージぴったりの美しく慈しみあふれる歌詞でした。
歌詞はもともと古いカトリックの聖歌とのことですが、古い聖歌の歌詞にこんな曲つけるなんて…くそぅ、シューマン…天才か!!

↓こちら様に歌詞が掲載されていました!

梅丘歌曲会館 - ロベルト・シューマン レクイエム
http://homepage2.nifty.com/182494/LiederhausUmegaoka/songs/S/Schumann/S2976.htm





その他


「ミルテの花」はロマンチックでうっとりする曲が多くて好きなんですが、全曲持ってない…全曲ほしい…。聞き慣れてるのは男声のほうだったんだけど、「献呈」はきらびやかなので、女声もいいなあ~と思います、喜びにキラキラしている。



B003DRVG78シューマン:歌曲集
キルヒシュラーガー(アンゲリカ)
SMJ 2010-05-26

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